★引越しでやること フリーレント制度を上手く利用して賢く引越し♪

  • 更新日:2023.03.31

賃貸情報サイトを検索すると『○○ヶ月家賃不要』『フリーレント○○ヶ月付き』などの文字を見かける事が増えてきました。
フリーレントとは名前の通り、一定期間の賃料発生がないという事です。

家賃数ヶ月分ともなれば初期費用を工面するにも相当な金額になるので、物件選びにおいて大きなポイントです!
特に進学や就職を控えている新卒者や新入社員の場合、進学先が決まったものの転居するまでには、まだ数ヶ月期間があるという事も少なくありません。

でも、それでは気に入った部屋が他の人に先に契約されてしまう可能性があります。
そんな時にフリーレントなら事前に賃貸契約を完了させて、家賃の発生を先送りにできるかもしれないので貸主に交渉してみましょう。

フリーレントは一定期間賃料発生なし

フリーレントとは対象契約期間中の家賃が発生しないという契約。

本来賃貸物件は空き部屋の状態なら契約をした当日、もしくは部屋が入居可能な状態になった日から家賃が発生するものです。

例えば、大学付近の賃貸物件で良くあるのが大学4年生の入居者が卒業が確定したために、12月で物件を退去するケース。
卒業まで登校の必要がないため一人暮らしを解消して実家に戻る人が多いです。

上記の場合、次の入居者を期待できるのは入試が終わる2月、もしくは4月の入学時期。
貸主としてはできれば早めに次の入居者を確保して空き部屋をなくしたいと思いますよね。

そこで、貸主はフリーレントというセールスポイントを付けるのです!
貸主は次の入居者を確保できて、入居者側もムダな家賃を支払わなくて済むので早期で契約に繋がる事が多いです。

ただし、家賃は契約後数ヶ月はフリーレントになるものの契約時に礼金が2ヶ月分、退去時の精算金が高額といった形で不動産会社に補てんがされている場合があります。

フリーレントという言葉だけに惑わされないように気を付けましょう。

フリーレント物件を選んでも大丈夫?

最近は家賃の安さやフリーレントのような好条件の物件に、なんとなく警戒心を持つ人がいますがあまり気にしなくても良いと思います。
判断の基準はフリーレント期間満了後の家賃の金額です。

通常の家賃発生になった時点での家賃が近隣物件の相場料金に比べて大差ないようなら、セールストークの一環にフリーレントがあったという程度に捉えておけばOK!

不動産会社の中には競合会社との顧客獲得戦線に勝利するために、物件ごとフリーレント可能期間をあらかじめ決めておく事もあります。
営業マンの裁量次第で営業の際に提示しても良いという会社も。

ただし、フリーレントがある上にあまりにも家賃が相場料金より安いなどの場合には、契約の前にきちんとその理由を確認しておきましょう。

考えられる理由としては長期未入居の部屋という可能性が高いです。
長期未入居物件の場合、換気が不十分で部屋に不快な臭いが付いている、床やドアの軋み、窓の開閉時の異音などがあります。

また、部屋自体に問題がなくても隣の住人がベランダに大量のゴミを放置している、子どもの泣き声が響くなどの場合もあります。
契約前には実際に物件に足を運び室内の仕様や近隣の環境をチェックしましょう!

フリーレント物件を契約する際の注意点

対象期間中は家賃が発生しないという好条件に惹かれ無条件に契約する事は避けましょう。

・なぜその物件がフリーレントになっているのか

・フリーレント期間はいつまでか

・フリーレント期間完了後、家賃発生はいつからか

・フリーレント期間に何らかの理由で退去希望になった場合、即時退去が可能か

・退去の場合の各種費用や違約金はあるのか

上記の項目はマストで確認してください!
項目内にある退去に関して勘違いされがちですが、たとえフリーレント期間中でも物件に入居した以上は退去の際に敷金の精算や退去に伴う費用の精算が生じます。

また、フリーレント物件は長期入居してもらう事が狙いなので、違約金などの発生に関しても契約前に必ず確認しておきましょう!

もう一つ、フリーレント期間に関して意外とトラブルが多いです。
ほとんどの入居者はフリーレント期間は契約日、入居日から起算されると考えがち。

引越し費用で出費がかさんでも最低でも1ヶ月分は家賃の支払いがないから何かと自由に使えるお金があると思いますよね。
でも、実際は不動産会社の裁量により決められるので必ず契約日、入居日から起算されるとは限りません。

中には家賃は契約日から発生、2年経過し契約を更新する際に○○ヶ月分のフリーレントを行いますという不動産会社もあります。
また、○年以内に退去した場合、フリーレント分の家賃を返納するという特約が付いている事もあります。

フリーレントはオススメできる人気の制度

賃貸物件を探すにあたりフリーレントはオススメの好条件と言えます。
旅行や趣味に費用を充当する事ができると思うと家賃数ヶ月分が浮くのはかなり大きなメリットですよね♪

フリーレントという呼び方は大手の不動産屋や大学付近にある学生客の多い不動産屋では、当たり前のように使用される表現です。

ただ、全く同じサービス内容でも大家や不動産屋が年配、老舗の不動産屋だと『家賃発生交渉可』『入居時期相談可』という表現を用いている場合もあるので、見落とさないようにしてくださいね。

特に入居時期相談可というのは入居次第家賃が発生開始すると思うので、契約はしたものの実際の入居までに期間があく場合には相談してみましょう♪
また、フリーレント○○ヶ月分という条件でも、管理費・共益費は発生します。

入居は先でも部屋の確保をしたい時に活用

一人暮らしを始めるという事は人生において大きな機転ですよね。
高校卒業、就職、ボーナス支給と引越しにもそれぞれベストなタイミングがあると思います。

いざ物件探しを始めても住んでみたいエリア、気に入った部屋、駅から徒歩圏内と必ず条件にあった物件がタイミング良く見つかるとも限りませんよね。

どうしても引越しをしなければならない場合、物件の契約を見送る事はできないので不動産会社にフリーレントや家賃支払い開始日の先送りを交渉してみましょう!

大きなメリットのあるフリーレント物件ですが、契約の際にはどのような付帯条件があるのかを必ず確認してください。
特に違約金や家賃支払い開始日などに関して双方で同じ認知にしておかないと後々トラブルになる恐れがあります。

また、フリーレントという好条件の契約形態だからと言って必ずしも不人気な物件、事故物件という事ではないのでご安心を♪
快適な一人暮らしをするためには物件選びがとても重要です。
妥協せず、諦めず、まずは交渉をしてみてください!

お部屋が決まった後は引越し業者を探しましょう♪
引越し料金も格安にできる方法がありますよ。

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