
一人暮らしを始めると実感するのが家族のありがたさ。
例えば、洗濯物も家族への感謝を感じる一つです。
当たり前のように目の前にある香りの良い衣類や下着、フワフワのタオルも洗濯機に入れただけではその仕上がりにはなりません!
いざ一人暮らしを始めると洗濯物からイヤな臭いがする、タオルの柔らかさが違う、汚れが落ちないなど洗濯物の悩みは意外と多い…。
また、洗濯の方法は良いとしても一人暮らしだとなかなか外に干す事ができません。
洗濯をする時間も生活スタイルにより様々ですが、夜に洗濯機を回すと音がうるさいとクレームになり住人とトラブルになる事もあります。
賃貸物件での洗濯は21時までが常識の範囲内

一人暮らしだと日中は仕事などで部屋を留守にしている人が多いと思います。
帰宅した頃には疲れて食事の用意も、お風呂に入るのも面倒ですよね。
その点、洗濯機は自動で洗ってくれるので他の事よりは手間がかからず、遅く帰って来てもやろうと思えばできる家事だと思います。
でも、上下階やお隣も一人暮らしだからと言って自分と同じ生活サイクルではありません。
できれば洗濯を行う時間は夜9時頃までが理想的です。
朝に行うとしてもあまりにも早すぎる時間は避けたいですね。
ただ、現実的に考えて住人1人1人に配慮するのは難しいです。
どうしても帰宅時間が遅くなってしまうなら洗濯物をある程度溜めて、休日にまとめて洗濯する事をオススメします☆
最近は音が静かな洗濯機なども多く販売されています。
ドラム式の物でなくても清音性の高い物はあるので、余裕があれば洗濯機にお金をかける事で夜遅い洗濯でも周りに迷惑をかける可能性は低くなりますね。
もしも苦情が来てしまったら謝罪する事!
意外とクレームを言ってくる人っています…。
その場合、まずはしっかりと相手の話を聞いてください。
『そんなに音なんて響かないと思うけど…』『他の人もやってるし』『仕事で忙しいから仕方ないじゃん』なんて考えずに、一度自分に非がなかったか考えてみましょう。
「すみません、今後は気を付けます」と一言、謝罪と改善する意思を伝える事が大切です(=゚ω゚)ノ
また、周りへ迷惑をかけないために対策をとる事はできますよね。
時間的な配慮はもちろん、洗濯機の足元に防振ゴムや防振マットを設置して振動対策をするなど。

洗濯機用の防振ゴムは通常500~1,500円程度で購入できますが、100円均一で購入する事もできますよ。
一人暮らしの洗濯物はまとめて行う方がお得
洗濯機を使用するために必要な電気代って一体どれくらいだと思いますか?
種類 | 費用(1回) | 費用(月) | 費用(年間) |
---|---|---|---|
最新型 | 約1.5~2円 | 約60円 | 約720円 |
旧型 | 約3~4円 | 約120円 | 約1,440円 |
※平均的な使用料金です。
そもそもそこまで電気代がかかっていないので節約の余地はないに等しいです…。
でも、洗濯には水道代もかかりますよね。
洗濯の際にかかる水道代の平均的な料金は1回あたり約22円、月に約660円、年間だと約8,000円になります。
洗濯機のタイプによって電気代も水道代も異なるので一概には言えませんが、毎日洗濯機を回すよりは2日に1回、3日に1回などまとめて行う方がお得です。
ただし、洗濯物は詰め込みすぎると洗濯機に付加がかかり電気代のムダにつながります。
また、水回りが悪くなるので汚れが落ちていない部分があると臭いなどの原因にもなりますね。
でも、洗濯機の半分程度の洗濯物量にしてしまうと電気代の15%以上が損になるのです…洗濯って複雑ぅ(´・ω・`)
少しでも光熱費を節約をしたい一人暮らしの人は、週に2~3回のペースで洗濯するのがベストです!
なんでも洗濯機に放り込めば良いってものでもない
平成28年12月から衣類などの内側のタグに記載されている洗濯物の表記が変わりました。
生地によっては自分で洗濯できない物や、手洗いしかできない物もあります。
お気に入りの洋服を長持ちさせるためにも洗濯する前に必ず表記の確認をしてくださいね!
新しい表記は基本記号に付加記号や数字を組み合わせる事で洗濯方法を表しています。
洗濯洗剤の種類
洗濯物に使用する洗剤にも色々種類がありますよ~。
まず、洗濯用洗剤が対象とする汚れには身体から分泌される汗や皮脂、食べこぼしなどがあります。
上記のような汚れの多くは酸性のため、アルカリ成分が汚れ落ちに効果を発揮します。
ただし、汚れ落ちが強い洗剤であればある程、生地が傷む可能性があるので洗剤を選ぶ際には注意が必要です。
デリケートな衣類などには特に気を付けて使用しましょう!
弱アルカリ性 | 一般的な衣類に問題なく使用できる。 中性洗剤に比べ洗浄力が高いが、反面、色落ちがしやすい。 |
中性 | 色柄物・ウールなどデリケートな衣類に最適。 洗浄力は弱アルカリ性洗剤に比べ劣る。 |
合成用 | 主成分は合成界面活性剤で、その他に酵素・蛍光剤が含まれる。 界面活性剤は汚れを浮かびあがらせる効果あり。 酵素はタンパク質や皮脂などの汚れを分解する。 |
石鹸 | 界面活性剤の一つで、動植物の油から作られている。 合成洗剤よりも刺激が少なく粉状と液状がある。 |
液状 | 水に溶けやすく汚れを落としやすいが中性のため洗浄力は粉末洗剤に比べ劣る。 洗濯槽に付着しやすいためカビの原因になりやすく割高なのが欠点。 |
粉末 | 水に溶けにくいが弱アルカリ性のため洗浄力は高く価格が安い。 冬場など水が冷たい時期は特に洗剤が溶け切れないため、汚れが十分に落ちない上にしっかりすすがないと塊で洗濯物に付いているという事も。 |
ドライマーク用 | ドライクリーニングでしか洗えない衣類用。 皮革製品や着物、伸縮の激しい物、特殊加工が施されている物には使えない。 |
蛍光剤入り | 一般的な合成洗剤などに配合されている事が多い。 濃い色の衣類を複数回洗濯すると色落ちの危険があるが、白い衣類の場合は仕上がりが真っ白に見える。 |
洗濯機だけでは落とせない汚れにはひと手間かける
洗濯用洗剤も種類が豊富ですが、適切な洗剤を利用する事で酷い汚れを落とす事もできます。
ただし、頑固な皮脂・油汚れ、食べこぼし、袖口・襟首などについた汚れは洗濯機で洗う前にひと手間加えましょう!
- 食器用洗剤をブラシやスポンジに浸し、油汚れ部分をこすり軽くぬるま湯ですすぐ
- 固形石鹸を水で濡らし油汚れ部分に石鹸を付けブラシでこする
他にも、300円程度で購入できる油汚れ専用石鹸を使うといった手もあります。
シャツに付いた襟首の油汚れや食べこぼしのシミなどは洗濯機で洗うだけでは落とせないので、まずは上記の方法を試してみてください☆
ただし、大量に付けると色柄が落ちてしまう事もあるので注意です。
洗濯物を早く乾かす
できれば天気の良い日に外に洗濯物を干したいところですが、防犯面などの問題で女性の一人暮らしは特に部屋干しという人が多いと思います。
でも、室内で洗濯物を干すと乾きが悪く洗濯物から悪臭がしたり、部屋の中の湿度が高くなりカビ発生の原因にも…
部屋干しには換気扇の空気を活用

一般的な一人暮らし用の賃貸物件だと浴室乾燥機がない浴室がほとんどですが、換気扇による空気の循環を利用する事で洗濯物を乾かす方法があります。
浴室内に突っ張り棒を設置できる部分があると思うので、洗濯物を干すスペースを作りましょう。
浴室に洗濯物を干しておけば急な来客にも見られる心配がありませんね♪
扇風機やエアコンの風を利用する
部屋干しする際は扇風機やエアコンを利用しているという人が多く、私も梅雨時期などはこの方法で洗濯物を乾かしています。
早く乾かすためになるべく扇風機やエアコンの風があたる位置に洗濯物を干しましょう!
最近は部屋干し対策のための衣類乾燥除湿器などもあり、部屋干しをしないとしても除湿器として利用できるので一台あると便利ですね。
衣類乾燥除湿器は2万円前後で購入できる物が多いです。
空気の抜け道を作って早く乾かす
洗濯物を干す時に少しでも場所を取らないようにと洗濯物同士を密着させるのはNG。
洗濯物同士が密着しないように、風通りが良くなる程度に洗濯物を離して干しましょう。
他にも1回の洗濯物の量を減らし洗濯頻度を上げる、窓を開け空気の循環を作るのも洗濯物を早く乾かすためには効果があります。
また、デニムなど厚手の物は裏返して干す事でポケットの部分が表面に出てくるので早く乾きます。
部屋干しをする時の注意点
部屋干しをする時に気を付けて欲しい事があります!
部屋の中には洗濯物を干すのにとーっても都合良く見える場所がありますね(‘ω’)
窓の近く…そう、カーテンレールです。
ただし、カーテンレールに洗濯物を干すと、窓の結露や湿気によりカーテンなどにカビが発生する原因になります。
また、水分を含んだ洗濯物ってかなり重いので、洗濯物を干す量によってはカーテンレールが外れて壊れる事もあります。
カーテンレールの歪みや破損も賃貸物件の場合は、故意にやったという判断をされれば費用負担が生じます。
洗濯物を干す事は本来のカーテンレールの使い方ではないので、費用を請求される可能性は高いですね…。
どうしてもカーテンレールに洗濯物を干す場合はタオル数枚、Tシャツ数枚程度で抑えておきましょう。
洗濯物は一気に片付けるのが鉄則

初めて一人暮らしを始める人にとって、洗濯や掃除など家事全般が負担になる事は少なくありません。
だからと言って家事を怠っていては生活ができませんよね。
始めの内は慣れないと思いますが続けていけば習慣化して大きな負担ではなくなります♪
ただ、一人暮らしに慣れてくると家事はサボリがちになるので、いざという時に困らないようにしてください。
また、電車などで生乾きのイヤな臭いがしてしまっている人もいますが、梅雨の時期は特に洗濯物が乾きにくく、自分がそうなる可能性もあります…
洗濯物を干すのを後回しにして洗濯機に入れたままにするだけでも菌が繁殖して、イヤな臭いの原因となるので洗濯物は時間を空けずに一気に片付けましょう!
干した洗濯物を乾いた順に着ていくという人もいますが、洗濯物は畳むところまでをワンセットとして習慣付けると急な来客でも恥ずかしい思いをしなくて済みますよ☆
洗濯だけではありませんが、基本的に後回しにしない事が大切です。