★引越しでやること その荷造りは間違ってる!引越し荷物の作り方マニュアル

  • 更新日:2023.03.31

荷造り

引越しが決まったら避けては通れないのが荷造り!
金銭的に余裕があるのであれば荷造りから荷解きまでの全てを引越し業者におまかせできるパックを選びたいところ。

でも、引越しにそこまでお金をかけていられないという人もいると思います。
引越し料金を少しでも安くしたいと思うなら自分でやる事がポイント。

『とにかくダンボールに詰めてしまおう』と考えていた人に荷造りのテクニックとコツをお伝えします!
新居の生活をスムーズにスタートさせるため注意点に気を付けながら荷造りを進めてください。

引越し荷造りに必要な物と荷造り方法完全ガイド

  • ダンボール
  • ほとんどの場合、引越しのプランの中に含まれています。
    費用を安くするために自分で調達するなら近所のスーパーなどで分けてもらいましょう。
    大きさは、大・小の2種類を用意。

  • ガムテープ、クラフトテープ
  • 引越し業者から支給されるケースが多い物。自分で用意する場合は100円均一やホームセンターで購入できます。

  • 荷造り用のヒモ
  • 本や雑誌をまとめる際に便利です。

  • 油性マジック
  • ダンボール箱に中身や搬入して欲しい部屋を書く際に使用。黒と赤の2色を用意。

  • カッター・はさみ
  • テープなどを切る際に使用。

  • 輪ゴム
  • 細々とした物を束ねる際に重宝します。
    使いきれなかった調味料のフタをとめる際にも使用します。

  • 新聞紙、タオル
  • 緩衝材の代用として使えます。

  • ビニール袋
  • 小物をまとめる際に大活躍。できれば大・中・小とサイズ別で揃えておくと◎

  • サランラップ
  • 食器を梱包する際に使えます。

  • ぞうきん
  • 普段掃除できなかった場所などを拭く際に使用。
    もしも不要な衣類などがあれば代用できますが、作業員にぞうきんを用意して欲しいと言われる事もあるので2枚くらいは用意しておきましょう。

  • 軍手
  • ダンボールを触っていると手の脂が吸い取られて手がカサカサになりがち。
    ケガ予防のためにも最低1枚は必要ですね。

  • ドライバー
  • 分解しなければ運べない家具などを解体するときにマスト!
    ただ、あまり自分たちで使う事はないかもしれません。

荷造り前にダンボール用スペースの確保

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いざ荷造りを始めると荷物を詰め終わったダンボール箱がどんどん積み上げられ、かなりの場所を占領する事に。
事前に荷物を詰め終わったダンボール箱をどこに置くのか考えておきましょう!

無計画に積んで行ってしまうと必ず後悔する事になりますよ…

ダンボール箱はできるだけ玄関に近く、生活に支障がない場所にスペースを確保しましょう!

また、あまり高くダンボール箱を積み上げてしまうと運び出しの際に崩れる危険性があり、作業員がケガをしてしまうかもしれません。
もちろん自分たちがケガをする恐れもあるので注意が必要です。

もしもダンボール箱の数が多すぎて玄関付近に全て置けない時は、ムリせず各部屋のドア付近に置いておけばOKです!

今すぐ使わない物からダンボール箱に詰める

来客用の布団やシーズンオフの洋服やバッグ、めったに開かない書籍や辞典など今すぐ使わない物からダンボール箱に詰めていきましょう!

前日まで使う物は手早くまとめられるように、それ専用のダンボールを用意しておきましょう。
また、新居に行った当日から必要になるトイレットペーパーなども、すぐに使う物だけまとめた荷物を用意しておくと便利ですよ。

重い物は小さな箱。軽い物は大きな箱に詰める!

小物・食器類の梱包

気持ち良く引越しをするには荷物を運ぶ作業員の負担を考えた心遣いが欠かせません。
誰でもできるお手軽な気配り、それを今からお教えします!

本や雑誌など重くなりがちな物は小さなダンボール箱へ

書籍類など重くなる物は小さなダンボール箱に詰めます。
自分で持てる重さか確かめながら梱包しましょう!

あまり詰めすぎると底が抜ける可能性があるので適度に詰めて隙間は緩衝材でカバーします。

衣類など軽い物は大きな箱に詰めるのがマスト!

かさばる衣類などは大きなダンボールへ詰めるのが鉄則。
ぬいぐるみなども大きなダンボールですね。

お子さんのおもちゃ類を大きなダンボールに入れた時に、壊れやすいプラスチックの物などがあると思うので必ず隙間を埋めるよう梱包してください。

タオルでも新聞紙でも雑誌でも良いのでおもちゃ同士がぶつかって壊れるのを防ぎましょう!

引越し業者に要確認!タンスの中身はどうする?

今まではタンスの中身も全てダンボールに詰めるのが一般的でしたが、最近はタンスの中身をそのまま運んでくれる引越し業者もあります。
タンスのサイズや種類、引越しの条件にもよるので事前確認をしっかりとしましょう!

また、最近はハンガーボックスというハンガーにかかっている衣類をそのまま梱包できる便利な物があります。

画像引用:日本通運

ハンガーボックスはほとんどの引越し業者で無料レンタルが可能。
ハンガーから外してたたむ手間も洋服がシワになるのも防げるのでオススメです。

ハンガーボックスが必要な場合は訪問見積もりなどの際に営業担当者に伝えましょう!
ただし、単身パックなどの積載量が少ないプランの場合、ハンガーボックスがかなり場所をとるため誰にでもメリットのある物という訳ではありません。

割れ物は必ず緩衝材で包んでからダンボールへ

食器、グラス、鏡、ビン類、CDなど割れ物をそのまま箱に入れるのは絶対にNG!
割れ物同士がぶつかり合うと破損の原因になり、思わぬケガを引き起こす事にもなります。

割れ物は必ず新聞紙やタオルで包んでからダンボールに入れましょう。

割れ物の梱包方法の裏ワザと鉄則を徹底解説中!!

ハサミや包丁など危険物も同様の包み方をしてくださいね。

箱の中の隙間はできるだけなくす

ダンボール内に隙間があると中に入れた物同士がぶつかり合って破損するリスクが高くなります。
緩衝材や新聞紙、タオルなどを利用して中身がガタガタと動かないようにひと手間かけてください。

もしも荷物が破損しても自分たちが行った梱包が甘いと判断されれば、引越し業者側は責任をとってくれない場合があります。
引越し業者に梱包を依頼しないなら特に食器類の割れ物は梱包をしっかりしましょう!

もちろん割れ物だけでなく、どのダンボール箱もなるべくスカスカな状態は避けてくださいね。

箱の横と上に中身を書いて、引越し後の大捜索をなくします

荷物を搬入する際にどのダンボールをどの部屋へ運ぶのかわかりやすくする方法。

それはダンボール箱の横と上に箱の中身・名前・部屋を書く事です。

『上だけ書けば良いでしょ』『横だけに書けば十分』なんて侮ってはいけません。
山積み状態のダンボール箱の中から目当ての荷物をサクっと探し出すには2面記載が絶対条件です。

また、荷ほどきが完全に終わる前に急な探しものが出てくるのは良くある事で、1つ1つ箱を空けて探すのは面倒ですよね。

探すのが困難にならないように、例えば『書籍 ケンタ 2F洋間』『請求書 1Fリビング』のように、面倒くさがらず書いた方が良いです。
私はこの作業を面倒くさがって夫婦喧嘩に発展した経験があります…(泣)

冷蔵庫の引越しは前日の準備が必要

冷蔵庫は前日までに中身を全て外に出すのが基本!
中身を出したら水抜き、霜取りを行ってください。

水抜きや霜取りを怠ると運送中に中の霜が溶けて水が出る恐れがあり、トラックに積んだ他の荷物が水浸しになってしまうかもしれません。

また、使いきれなかった冷蔵庫の中身はアウトドア用のクーラーボックスに移し替えるという裏ワザもありますが、近距離と暑くない時期でないと難しい方法です。

夏場の引越しは引越しのトラックの中が高温になるので、クーラーボックスに氷と一緒に入れたところで生ものは腐ってしまう可能性が高いです。

冷蔵庫の中身につきましては、当社では調味料などの保存のきくもの以外は基本的にお運びできないことになっております。特に夏の時期は短時間でもトラックの中は大変高温になりますので、生ものの輸送はお断りさせていただいております。食品はできるだけ前日までにご処分ください。お客さまご自身でお運びいただくということでございましたらダンボールの内側に使用する保冷シートをご用意することができますが、一時的に使用するものですので、完全な保冷を保証することができません。
引用:よくあるご質問(アート引越センター)

たとえ近距離の引越しでも生ものなどの運搬はオススメしません。

自分で荷造りしなくてもOKな家電

TVやPC、オーディオ関係の電化製品は基本的に引越し業者が梱包をして運んでくれます。
ただし、PCのデータが飛んだなどのトラブルは引越し業者では保証をしてくれません。

これは訪問見積もりの際に事前に伝えられる事なので必ずバックアップはとっておきましょう!

デリケートな家電類もなるべく引越し業者にやってもらった方が間違いないのですが、どうしても自分で梱包しなければいけない時は衝撃を緩和するためにバスタオルや毛布などで包んでから箱に入れるようにします。

PCは静電気でデータが飛ぶ可能性もあるので、梱包資材に注意が必要です。

一つ注意してほしいのが洗濯機。
洗濯機の取り外しは自分でもできますが取り付けは自分でやらない方が良いかもしれません。

なぜなら排水ホースの取付けミスが原因で水がうまく流れず床が水浸し!なんて事も十分に考えられます。

ほとんどの電化製品に関してはオプションサービスで取り外しも取り付けも引越しの際に頼む事が可能。
エアコンの取り外し・取り付けなど代表的ですね。

委託業務になるので引越し業者の作業員が行うわけではなく専門業者の人がやってくれます。
中には親切な作業員が行ってくれる事もありますが、トラブルも多いので有料でも専門業者の人に依頼する方が良いと思います。

観葉植物の梱包を自分でやるのは難しい

観葉植物は梱包しなくても引越し業者が運んでくれる事が多いですが植物=生き物としている引越し業者もあり運搬してくれない可能性も。
多少ダメになる事を覚悟で、運搬してもらえるように訪問見積もりの時点で話を通しておきましょう!

今回の引越しでは観葉植物もしっかり梱包してもらいました♪

実は以前引越しをした際に、丈の長いかなり大きめな観葉植物が折れていた事があります。

その事に気付いたのは次の日の朝、水やりをしていた時でした。

訪問見積もりの時点で保証してもらえない物の中に観葉植物も入っていたので仕方ないのですが、やっぱりショックでしたね~(苦笑)
皆さんもなるべく早めに搬入後の荷物の確認はした方が良いですよ。

貴重品紛失はトラブルの元!自己管理の徹底

標準引越運送約款第4条によると現金・通帳・有価証券・小切手・キャッシュカード・宝石などの貴重品は、引越し荷物に入れてはいけないという決まりになっています。

ブランド物や会社の書類など重要な物をまとめて一つのダンボールに詰める人がいますが、そのダンボールが絶対に紛失しないとは言いきれませんよね。
でも、洋服や靴など大きな物を自分で運ぶ訳にはいかないし、自分で運んでいては引越し業者に頼む意味がないです。

ダンボールに詰めて運んでもらうとしても、それがどれだけ重要な物なのかわかるようにしておきましょう!

中身をこと細かく書く必要はないので、例えば、重要!!と書いておくだけでも違います。
自分が作業員だとして重要と書かれているダンボール箱があったら、なんだか緊張して『慎重に運ばなければ』と思いますよね!

割れ物がある場合も同じで大きくダンボール箱にワレモノと書いてください!
より丁寧に作業をしてくれると思いますよ。

万が一のトラブルを避ける意味でも貴重品や高価な品、重要な物はダンボール箱には入れず自分で管理しましょう。

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