親の転勤の都合などで遠距離に引越しとなると、小さなお子さんがいる家庭は保育園や幼稚園を転園する事になりますよね。
もし転園する場合、まずは検討している転園先について比較してみましょう!
認可・認証・無許可・こども園・延長保育対応・通園方法(バスの有無)・食事など、たくさん選ぶ際の基準となるポイントがあります。
もちろん諸々の費用も違ってくるので候補にする転園先のリストアップ、教育方針、お子さんがムリなく通えそうな園かを調べてください。
お子さんがムリなく通えそうかどうかは実際に通い始めないとわからない部分もありますが、仲良しのお友だちと離れる事や新しいお友だちとうまくやっていけるか不安に感じているはずです。
ただ、譲れない条件があったとしても必ず入園できるとは限らないので、選考に落ちてしまえば仕事を辞める・休むなどの必要がでてきますよね。
また、転居者と既に居住している人では選考基準が自治体により異なるので、早めに転居先の市区町村の窓口へ相談する事が重要です。
引越しに伴う転園は大変ですが、引越し業者に全ておまかせするという手を使えば、引越し自体はかなり手間も労力も省けて楽ができます!
調べる事や悩む事が多いと思いますが諦めずに引越し・転園準備を進めていきましょう!
引越し業者同様、転園も候補を複数ピックアップ

それぞれ園には定員があり、年度途中やタイミングが悪いとどこも空きがないという事は良くある事。
同一市内程度の引越しならまだしも遠距離の引越しだと土地勘もなく、どんな園があるか・どれくらい園があるか・どの園が評判が良いかなどわからない事だらけだと思います。
まず最初にやるべき事は引越し先が決まったら近隣の園を複数ピックアップし、見学できるなら必ず見学に行く事です!
インターネットなどで調べた印象と、実際に見学に行き感じた印象が違うという事もありますよね。
どうしても入園させたい園なら見学や面談などのために、多少の労力はかけなければ入園する事は難しいです。
管外保育は住民票のない地域への入園
基本的に保育園は住んでいる市区町村で検討しますが、職場が遠く送迎が難しい場合などは管外保育も視野に入れておきましょう。
管外保育は住民票のない地域への入園の事で、管外保育の場合は選考で点数を引かれ転園の際に不利になる事があります。
引越し前の入園申し込みをする際、確実に転入すると証明できるなら他の市区町村(居住者)と同じ入園の基準にしてくれるなど、救済措置をとってくれる自治体もあるので役所の保育課で確認してみましょう!
転園せずに引越し前の園にそのまま通わせたい
引越し先に今通っている園より良いところがなければ、少しムリをしてでも今のところに通い続けたいという人もいると思います。
同じ市区町村内での引越しなら、そのまま通う事は可能です。
また、管外保育の場合でも全く可能性がないという事もありませんが、住んでいる市区町村の園に通わせる事が通例で、園や自治体によって可否が分かれます。
公立・私立・保育園・幼稚園どこであっても市区町村の公費が使用されているので、本来はそのまま通う事はできないのですが、園長先生や役所で相談して通わせたい理由を伝えましょう。
例えば、夫婦共働きで引越し後に子どもを家庭で見る事ができない、でも、引越し先の保育園はどこも待機児童でいっぱいでどうする事もできない…このようなケースの場合は今の園に通い続ける事ができるかもしれません。
ただ、上記のようなケースは稀なので、引越しが決まった時点で転園について考える必要がありますね。
引越しと同時に転園できる可能性はある
引越しをしてすぐに転園するには入りたい保育園の空き状況、申し込み期間が終了していないかなどを確認しましょう。
引越しの時期によっては転園の申し込み期間が終了している場合もあるので、引越し先の自治体に早めに確認する事は必須ですね。
転園について調べる際に役所での情報収集は基本ですが保育園に直接電話をして状況を聞いてみるのもあり。
引越し業者を決める時もそうですが、電話対応で園や先生の雰囲気をなんとなく掴む事もできるので、これも一つの判断材料にしても良いと思います。
また、引越しの期日前に部屋を借りる事が可能なら、部屋を借りてすぐに住民票を移動し、入園のために必要な居住者であるという条件をクリアしておくのも一つの手です。
これをクリアする事で選考に通過した際に引越ししたその日から通える可能性もあります。
引越しに伴う転園で新しい園を選ぶ基準
とても良い先生がいる・ママ友の状況などは実際に入園してみないとわからない部分でもありますが、どんな子育て方針なのか・何歳から預けられるのかなど最低条件はホームページや電話問い合わせで調べる事ができます。
ただ、年度途中や初めての土地での入園となるとお子さんも緊張すると思うので、認証や無許可などにこだわらず園の雰囲気や先生の人数などで判断しても良いと思います。
ただし、転園の場合も通常の入園と同じで選考は点数制。
世帯収入・共働きで1日7.5時間以上勤務している・職種など様々な条件と、それに伴う点数がつけられ、その合計点が高い人から入園が決まっていくルールです。
待機児童が多い地域だと満点の人でも選考に落ちる可能性はあります。
早めに転園させたいなら、行きたい園とは別に空きがあるという条件で新しい園を探す事も必要ですね。
引越しに伴う新しい保育園・幼稚園の手続き方法

入園の申し込み申請をして選考が通り無事に入園が決まったら、できるだけ余裕を持って手続きや持ち物の準備を進める事をオススメします。
転園には必要な書類がありますが、園や自治体により異なるものもあるので必ず確認してくださいね!
- 引越し前に通っていた園の在園証明書
- 住民票
- 申請書類(園・自治体により異なる)
上記3点はマストで必要になるので漏れがないように気を付けましょう。
また、園によって必要な持ち物が違うという事も少なくありません。
お昼寝があれば布団、ティッシュも箱で用意するなど準備しなければいけないものは様々。
あまりにも遠方でなければ見学に行く人が大半だと思うので、その際に必要なものを確認しておきましょう。
年齢によっても持ち物は違うので、しっかり事前準備できるようにしてください。
引越し先で転園・入園できなかったらどうする?
引越し後(住民票移動後)に入園申し込みをすれば通常と同じ条件で選考されますが、稀に在住年数の長い家庭を優先する事もあり、その場合は市外からの転入の人は点数が引かれ選考が不利になる可能性があります。
希望の園でなくても第2・第3・第4・第5と、候補をできるだけ多く挙げておき、待機児童が少なく、2次募集がある園に申し込みを繰り返すのが良いですね。
自治体によっては第6希望まで全て記入してくださいと言われる事もあるので、通える範囲内の園は全て記入しておいた方が申し込みが通る可能性は高いです。
すぐに入園できなかった場合は仕事の都合がつくなら時短勤務、短期休暇をもらうなどの方法もありますね。
時短勤務の場合は地域で育児や介護の援助を受けたい人と、行いたい人が会員となり助け合うファミリーサポーターなどにお願いする事もできます。
ただ、会社がOKを出したからと短期休暇をもらうと、自宅での保育が可能と判断され減点されてしまい次の選考で不利になる事も。
同じく育児休暇中、求職中、在宅勤務の状態での転園も難しいです。
そのため、まずは認証保育園に入れ、働き始めたら認可保育園に申し込むという流れを思いつく人も多数いるようですが、同じ考えの人がいるという事は倍率は決して低くないという事になりますね。
仕事をしている場合、辞めるという決断をする前に保育所付きの仕事への転職や、譲れない条件を妥協して職種の選択肢を広げるという事も必要になってくると思います。
ただ、あまりにも遠方への引越しだと仕事はどうしても辞めざるを得ないと思うので、転職サイトなどで候補を探しておく事も考えましょう。
初引越し・初転園は引越し業者のおまかせプランがおすすめ

旦那さんが転勤族で転居に伴い転園も慣れているという人も中にはいると思いますが、初めての転勤で初めての転園という人は色々と混乱してしまいがち。
転園以前に転居の際に賃貸物件で部屋を借りる場合、入居審査で在職証明書が必要なケースがあります。
住居が決まらないと住民票の移動ができず、引越しはおろかその後の手続きが何も進まないという事にもなりかねません。
住民票がないと転園にも影響がでてしまうので、転園先を探すのに手一杯で必要書類が準備できないという事がないように気を付けて下さい!
また、諸々の手続きや仕事に育児に全て同時進行なので、できるだけ負担が減らせるように引越しに関しては、引越し業者に荷造りから荷解きまで全ておまかせできるプランがオススメ。
小さい子どもがいると引越し準備が捗らないという話は良く聞きますよね。
もしも当日までに荷造りが終わっていないと、荷造りのお手伝いをしてもらう事になり追加料金発生という事も…
転勤などで引越しの場合は会社から多少なりとも手当てが出るかもしれませんが、会社都合なのに全額負担ではないという会社もあります。
少しでも引越し料金を節約したいと思いますが、全ておまかせプランは自分たちでする事がほぼないため割高です。
そんな時は、引越し料金が安くなる裏ワザを活用しましょう!
おまかせプランのある引越し業者
荷造り・荷解きは自分たちで行った方が引越し料金が安くなりますが、お子さんから手が離せないと荷造りも荷解きもなかなか進みません。
歩き始めのお子さんなどがいると、引越し準備で部屋に散乱したものを誤飲してしまうなどの心配もあるので、引越し準備中に見ていてくれる人がいないなら引越し業者におまかせしましょう。
荷造りから荷解きまで全て引越し業者におまかせできる、おまかせプランのある引越し業者を紹介しますね!
引越業者 | プラン名 |
アリさんマークの引越社 | ありさんフルパック |
日本通運 | フルプラン |
サカイ引越センター | らくらくAコース |
ハート引越センター | パーフェクトプラン |
4社とも見事にプラン名が違いますが、どの引越し業者も小物梱包・大物家具家電梱包・搬出・輸送・搬入・セッティング・荷解きまで作業内容は同じ。
その他に、作業終了後に簡単なお手伝いなどをお願いできる10分間サービスや、地球に優しいオリジナルの梱包資材の使用など引越し業者によっては嬉しいサービスがあります。
上記のサービスは全ておまかせのプラン以外でも利用できるので、特別なサービスという訳ではありませんが、10分間サービスなどはかなり好評なので是非利用したいですね!
引越しも転園も初めて!でも焦りは禁物

旦那さんが転勤族で引越し回数も多く、引越し自体は慣れているから問題ないという人なら、お子さんの転園も余裕を持って対処できると思います。
でも、引越しも転園も初めてという人は、何から手を付ければ良いかもわからないですよね。
小さいお子さんがいて共働きとなると引越し準備さえままならず、転園の事まで手が回らないかもしれないので、優先順位をつけて一つずつ解決していきましょう。
転園を伴う引越しの際に必ずやるべき事は、住居探し・転園先情報集め・引越し業者探し。
引越し先の園に見学に行く人は異動時間などの時間も必要ですね。
また、遠方への長距離引越しで仲良しのお友だちと離ればなれになってしまう事もあると思うので、お子さんが転園してからも楽しく通う事ができそうな園を探すのも大切です。
忙しいために自分たちの事で手一杯とならず、お子さんの事もしっかりケアできるように余裕を持って準備を始めましょう!
転園するための準備や物件探しなど、本当にやる事が盛りだくさんなので少しでも負担を減らすなら、引越しの事は引越し業者におまかせしてしまうのが賢明。
全部引越し業者におまかせできるプランのため割高にはなりますが、多くの人が活用している裏ワザを使えば引越し料金を安くする事はできますよ。
もちろん裏ワザは無料なので、気になる人は一度試してみてください!