
引越しの日が決まって家主さんや管理会社へ解約通知を提出した後も様々な手続きが必要です。
ガスや電気、引越しの引渡しはどうすれば良いか知らない人も多いと思います。
実家からの引越しなら良いですが、初めて自分で手続きから何からしないといけない引越しは疑問や不安でいっぱいですよね…。
例えば、物件の引き渡しは解約通知から1ヶ月後に部屋を引き渡すのが一般的ですが、契約によっては2か月後、3か月後という事も。
引越しをして荷物を全て運んだ後に大家さんや立ち合い業者と退去立ち合いをして引き渡しという流れになります。
引越し日と部屋の引渡し日は同日にしない

できれば引越し日と部屋の引渡し日は別日にした方が落ち着いて引越しができますね。
引越しが決まっても引越し日当日までに家にいるならガス・電気・水は必要ですよね。
引越し日が決まったからと言って早々にライフラインをストップすると生活に困るので、ガス・電気などを止めるのはその部屋で生活しなくなる日にしましょう。
ただ、ガスや電気などは使用しなくても基本料金が発生するので注意が必要です。
ほとんどの人は引越し日当日まで現在の住まいで生活すると思うので引越し日当日まではストップしない方が良いと思います。
また、ガスは閉栓手続き、電気は係員が検針などを行う必要があるので、手続き自体は引越しの一週間前にはしておきましょう!
最近は各種手続きや引き継ぎを一括でできるインターネットサービスもあるので、時間がない人などは利用してみてください。
引越し先に行ってからもすぐに電気や水道が使えないと困ります。
ライフライン停止の手続きだけではなく、引越し先に行ってからもすぐに使用できるようにまとめて手続きしてくださいね!
引越し当日は引越し作業はもちろん、開栓の立会いなどがある場合もあります。
引越しが初めてだと引越しと部屋の引渡しを同日に行う事で予定時刻より引越しが遅れる、退去立会いの時間に間に合わないといったトラブルが起こる可能性も。
もしも遠方へ引越しで引越し日と部屋の引渡し日が同じで立会えないとなると困るので、なるべく引越し日と引渡し日は違う日に行いましょう。
部屋の引渡し日と退去日は違う
引き渡しは退去日までに行えば問題ないので、退去日=引き渡し日ではありません!
退去日が決まればその日までに引越しをして引き渡しを行う必要があります。
引越しが決まり家主さんや管理会社に連絡をすると解約通知を提出、またはハガキ・FAXで送ってくださいと言われます。
解約通知は契約時の賃貸借契約書についているか、別途解約通知のハガキを渡される事が普通ですが、なくしてしまう人も少なくありません。
なくしてしまった場合は管理会社か仲介してくれた不動産業者にもらいに行く必要があります。
解約通知には氏名・住んでいる部屋・解約通知日・退去日・連絡先・転居先・転居理由などを記入する箇所があるので、しっかり記入して提出してくださいね!
基本的に書面で提出となりますが管理会社によっては電話で対応してくれる事もあります。
退去日は通常家主さん、管理会社が解約通知を受け取った日から1ヶ月。
例えば、1月10日なら2月9日となり、退去日までの賃料を日割りで支払う必要があります。
引き渡しは退去日までに行えば良いのですが、早く引き渡したとしても賃料が返金される事はないので注意です。
引き渡しの際に立ち会いでチェックされる部分

部屋の退去立ち合いでは大家さんなどによってチェックが入る部分があります。
必ずチェックされるのが壁や床などに傷がある場合で、入居前からあった傷か、新しい傷かという事。
もしも入居前に気になる傷があれば写真を撮っておくなど証拠になるものを残してください!
これは引越し作業の際にも有効なので、基本的に傷や故障などが見つかった時は先手を打って自分はやっていないと証明できるようにしておきましょう。
ただ、実際に退去立ち合いを行う際に重要なのは鍵です。
通常は契約書に鍵を何本渡したと記載されていて預かった本数を返さなければいけません。
合鍵を作っている人は合鍵も一緒に渡しましょう。
もしも鍵を失くして初めに渡された本数と異なる場合は鍵交換の費用を請求されます。
金額は1万5千円~2万円程度で、鍵の種類によってはそれ以上の金額を請求される事もるので気をつけてください!
ちなみに合鍵はほとんどの場合、自由に作っても問題なく失くしたとしても費用を請求される事はありません。
ただ、合鍵を作る前に家主さんに許可をもらうと間違いはないですね。
また、特殊な鍵に関しては鍵そのものの交換が必要となるため、必ず管理会社などに相談してから行ってください。
次にキッチン・バス・トイレなどの設備。
特に水周りは故障した場合、取り換えなどが必要になるとかなり費用がかかるので家主さんも入念にチェックします。
特に風呂釜は高価で割れていると交換に数十万円かかる事もあるので使用の際には注意が必要です。
他にも壁紙や床の傷・汚れもチェックは入ります。
壁紙にマジックで落書き、床に思い物を落としてへこませるなど故意・過失で行ってしまったもの以外は通常損耗なので借主負担にはなりません。
普通に生活していて付いてしまう傷や汚れ以外は借主の負担にはならず、原状回復のガイドラインを参考に一般的には6年住んでいると請求できないとされています。
また、実際に設備を壊してしまったとしても新品に交換する必要はなく、経年劣化が考慮されるので新品に交換するための費用負担を請求される事があれば不当請求となります。
敷金返金のためのポイント
以前は敷金を返金する際に原状回復費用を相殺して返金するのが普通でしたが、最近は敷金=預り金という扱いになっているため、賃料の滞納などがなければ無利息で全額返金しなければいけません。
基本的に管理会社が入っている物件だと全額返金しますが、鍵をなくした、ハウスクリーニングが必要という場合は借主に確認をした上で相殺し原状回復費用は別途請求します。
ただ、家主さんと直接契約している場合は、敷金を原状回復費用と相殺して返金する事も少なくありません。
上記のように敷金を相殺されたとして納得できない時、あなたならどうしますか?
裁判を起こして取り返すとなると時間もお金もかかりムダなので、まずは直接返金の交渉をしましょう。
もしも話し合いがまとまらず返金してもらえない場合は敷金返還請求書の内容証明を送る事も可能です。
内容証明は郵便局が発送者が送る文面の内容をきちんと配達したという証明をしてくれるもの。
それでも返金してもらえない時は少額訴訟を行うという手もありますが、最後は弁護士にお願いして裁判となり大変なのでできれば裁判まで持ち込む事は避けたいですね…
不当請求されないためにも部屋の引渡し時にしっかり負担箇所について明確にしておく必要があります。
初めての引越しは何事も早めの行動を!

解約通知を管理会社に提出して退去日が決まるといよいよ引越しです。
退去日は『その日までに引き渡しをしないといけない期日』になるので、引越しと引き渡しは退去日までに行えば問題ありません!
部屋の引渡し日によっては二重で賃料が発生する事もあると思いますが、引越し日前後、当日はとにかくやる事も多くアクシデントが起こる可能性も。
引越し初心者は余裕を持って引越しができた方が良いので、引き渡し日と引越し日は同日にならないよう調整しましょう。
また、引き渡し時の退去立ち合いは壁紙、床の傷、汚れや設備の故障などについて借主の負担があるかないかチェックを行います。
チェックの細かさや厳しさは家主さんにもよりますが、ある程度キレイになっていれば不当な請求をされる事はありません。
ただ、例えば元々付いていた傷などに関して貸主と借主の認識に違いがあるとトラブルになる事もあるので、入居時に気になる部分は写真を撮るなど事前に対策をしておきましょう!
もしも負担が発生した場合は支払う必要がありますが、敷金を預けているなら通常は敷金から相殺されます。
あまりにも不当な金額を請求された場合は請求金額の詳細を確認して、敷金返還の請求を行ってください。
引越し当日スムーズに作業を進めるために
引越しは住む場所や部屋が変わる事はもちろんですが、そのためには新しい部屋に荷物を運ばなければいけません。
新居まで徒歩2・3分で荷物がとんでもなく少ない人なら何往復かすれば自分で荷物を運搬する事もできるかもしれませんが、長距離引越しなどの場合そうはいきません。
そんな時は引越し業者に依頼しましょう!
ただ、引越し業者は大小合わせて全国に200社以上もあります…
その中からたった一つの引越し業者に絞るのは簡単な事ではないと思いますよね。
でも、大丈夫!引越し業者を簡単に見つけられる方法があります。
私も自分たちの引越し、主人の転勤や単身赴任の引越しの際には必ず使います。
時間もお金もかからないので特に主人の急な引越しの時には重宝しています!
引越し業者が全くわからない人、引越し費用を少しでも安くしたい人、急な引越しで急いでいる人、時間がない人は是非試してみてくださいね。
あなたの条件に合った引越し業者が必ず見つかりますよ♪