結婚や住宅の購入という人生の大きな転機における引越しには、周りの人たちからお祝いをもらう事があると思います。
ただ、多くの人は引越し祝いをもらう機会が初めてで、お礼やお返しの作法がわからずに迷ってしまうのではないでしょうか。
引越し前後は荷造りや手続きなどの準備で忙しくなるので、引越しをする可能性があるとわかった時点で引越しに関するマナーは事前に調べておきましょう!
引越し祝いのお返しはする?
引越しのお祝いをもらった際にはお返しをする事がマナーとされています。
お返しと言っても親しい間柄や近くに住んでいる相手の場合、特に新築物件の場合は新居のお披露目という形で食事を振る舞う事が一般的。
その際タイミングはお祝いをもらってから半月~1ヶ月以内が理想です!
お披露目パーティーという形ではなく品物でお返しをする場合も半月~1ヶ月以内には手配しましょう。
例え事前にお祝いをもらう事がわかっている場合でもお祝いをもらうと同時にお返しを渡す事は、お祝いを期待していたという意味合いになるので失礼な行為にあたります。
お祝いのお返しは後日改めてという流れを間違えないように注意です。
また、お祝いを返す相手が親族や兄弟などの親しい間柄の場合、相手から『お返し不要』と言われる事もあると思いますが鵜呑みにせずに何かしらお礼を用意しましょう!
もしも物品でのお返しが難しい場合には、お礼状の送付や次に顔を合わせた時に手土産と合わせてお礼の気持ちを伝えてください。
引越し祝いのお返し相場料金
引越し祝いのお返しにかける費用はどのくらいなのか、予算の見当が付かない人もいると思います。
一般的には半返しという言葉があるように、もらったお祝いの半分もしくは3分の1程の予算でお返しをするのがマナーとされています。
もらった物の金額の目安が付かない場合は相手の生活の役に立つ物や好物などを用意し、金額ではなく心遣いの面で補えると良いですね♪
引越し祝いのお返しは
皆さん一体どんな引越し祝いのお返しをしているのでしょうか?
お祝い返しとしてどんな事をしたのか、どんな物を用意したのか口コミを見てみましょう♪
お披露目派
昔のしきたりは大変です。新築をお披露目するため沢山の人を呼ばなければならなかったのは、主人の両親と同居をするための新築であったためです。
私としては軽い気持ちで、ご近所さんや兄妹などに見せるだけで良いと考えていたのですが、両親の考えは昔のしきたりで親戚中の方々を呼ばなければならないとの事でした。
親戚が多かったのでとても大変で食事やお酒などの用意、1人あたりの食事台が飲み物含め5千円位かかります。
後は、新築祝いのお返しには、金額により一家族ずつ変えなければならないのと、大体お祝い金額の10分の1程度の品物を選びました。
カタログギフト派
私が引越し祝いのお返しに選んだのはカタログギフトでした。いただいたお品の相場の半額を目処にカタログギフトを選んでいたため、3,000円のカタログギフトが多かったです。
私の世代であると既婚者であればご家庭のインテリアやご家族の趣味などまで分からない事が多いですし、未婚者であれば自分のこだわりの物を持ちたい人も多いです。
商品券でも良いのですがそれだと何となく味気ないので、なるべくその人の趣味に近い商品を載せているカタログギフトを選ぶように心掛けていました。
最近は女性用やカフェギフト、エステギフトやグルメギフトなどその製品に特化したカタログギフトも多く、日頃自分ではなかなか買わない物や行かないところに行くきっかけになるのでオススメです。
プチ贅沢品派
一人当たり2,000円から3,000円くらいの物を用意。
現在の家を購入するまで4回ほど引越しをしました。
毎回悩むのが引越し祝いのお返しですが同じ方にいただくことも度々ありましたので、毎回同じ物というわけにいかず困っていました。
ある時お返しで箱入りのチョコレートをもらいました。普段自分では買わないような専門店のチョコレートに家族も大喜びでこういった少し贅沢な物が喜ばれるのだなと思いました。
それからは専門店のチョコレート、ジャム、出汁パック、パスタソースなど、お返しする方の年齢や家族構成を考えそれに合ったプチ贅沢品を選んでお返しするようにしました。
値段設定も幅広いので予算に合ったものが選べます。是非プチ贅沢品をお返しに選んでみてください!
お礼の品物へのしは付けましょう
お祝い返しの品物にのしは必要です。
親しい間柄だと最近はを省略する事が多いようですが、できるだけのしは付ける事をオススメします。
のしには内祝いと記載する事が望ましいです。
内祝いという言葉は子どもの誕生、入学祝いなどのお礼にも用いられる言葉です。
お返しだからと言ってお返しや返という言葉を使用すると、お祝いをくれた相手に対して返却するという意味を持ち失礼な表現にあたるので注意が必要です。
また、のしへ名前を記載する際、基本的には苗字のみでも問題はありません。
二世帯住宅の場合はどちらの世帯がお祝いをもらってとしても、両家の苗字を連名で記載するとお礼の気持ちも伝わり今後のお付き合いにも繋がると思いますよ♪
高額なお祝いへのお返しはどうすれば良い?
お祝いをもらう際に高額な品や現金をもらう場合もありますよね。
お祝いは半返しが基本とは言われても相当な品を用意しなければいけない、金額の想定が付かない事もあると思います。
一般的に引越し祝いは¥5,000~10,000前後とされているので、高額なお祝いをもらったとしても¥10,000程度を上限予算と考えお礼の品を用意しましょう。
あくまでも相手からの気持ちをありがたくいただくという心構えでお礼の品には御礼状を添えるとベストです。
身内・友人によってお返しの品は変える?
身内と友人に渡す品物は特に変える必要はありませんが、恐らく身内からもらう物の方が金額が高いので自ずと品物は変わると思います。
悩んだ時は半返しシステムを採用し、その場合は品物も変えて用意しましょう!
会社の同僚や学生時代の仲間内などの親しい間柄の場合は、もらった物の金額に相当な差がない限り同じ物で良いと思います。
また、返す件数が多い時こそ頼りになるのがカタログギフト。
それぞれ好みは異なるのでカタログギフトならセンスも問われず、相手に自由に選んでもらえるので間違いはないですよね。
ステキなお祝い返しの品物が見つかりますように♪