同棲前の引越しの心得

今まで1人暮らしをしていた人も、実家暮らしをしていた人も、「同棲」ということになれば少し考え方を変える必要があります。

同棲するにあたって、しておかなければならない心構えは何なのでしょうか?

私の友人の話

まず1つ、エピソードを紹介しましょう。
私の友人の話です。

友人は18才から1人暮らしをしており、何回かの同棲経験もありました。
対して彼氏は、実家から1度も出たことがない、という人。
2人とも働いており、家賃や生活費はほぼ折半でした。

2人が一緒に暮らし始めて3か月、私は彼女が放った言葉を忘れられません。

「彼は、洋服は、いつの間にか洗われて、勝手にタンスに入っているものだと思っている。
食事は、お金さえ出していれば、
おなかがへったときにロボットが作ってくれるものだと思っている。
お風呂は、何度入っても汚れないものだと思っている」

相手は今まで実家暮らししか経験したことがなく、
しかも男性だということで、家事を一切しなかったそうです。

優しい人であり、彼女が言えば、謝って家事を手伝ってくれる人ではあったのですが、
同じだけのお金を払っているのに、なぜ家事を『手伝って』もらわなければいけないの?
家事だって折半にするのが当たり前のはず」
という不満を、彼女は抱くことになりました。

ここから見えてくるもの

もちろん、実家暮らしの人がすべて、このような考え方を持っているわけではありません。

実際、私の知人の男性などは、共働きの両親にかわり、中学生時代から、
土日祝日は家族全員分の朝ごはんを作っていたそうです。
ですからこの話も、1つの例にすぎません。

ただ、同棲するというのは、自分の親と住む、ということではありません。

血のつながりのない人と、お互いの愛情だけを頼りに、一緒に暮らしていくことを言います。

そのため、どちらか片方だけが家事を背負ったりお金を出したりするのであれば、
その関係はきっと不満を抱かせられるものになってしまうでしょう。

同棲をする前に、「お互い対等だ」という意識を持っておかなければなりません。

彼女は最後に、こんな言葉で締めくくってくれました。

私は、彼の『お母さん』になりたかったわけじゃない

心構えと準備

「同棲というのは対等な関係である」と述べましたが、片方が既に1人暮らしをしており、家具を持っている、ということであれば、それを共有の物として使っていくのはとても良い決断だと思います。

すべてを新しく買い換えるとなるととてもお金がかかってしまうからです。
自分たちの手持ちの道具で、利用できるものは利用することにしましょう。

片方が社宅に住んでいる、という場合は、住宅手当などがどうなるかを確認しておく必要があります。
これは会社によって考え方が大きく違うため、
ここでは、「○○はダメ」「▽▽なら大丈夫」ということは言えません。

会社内での引越しのトラブルは、金銭面だけでなく、社内の信用にもかかわってきますから、
しっかりと確認をしておきましょう。
場合によっては、社宅に住み続けることが難しくなることもあるからです。

最後に1つ。
同棲も結婚も、共同作業です。

できないことやできることを話し合い、前向きに用意していけるといいですよね。