引越し業者は、未成年でも契約できるの?

未成年の引越しって親の同意がなくても契約は可能?不可能?

さまざまな事情から、未成年で引越しを行うひともいると思います。
実際、私が初めて引越しをしたときというのは、未成年の頃でした。
(親の引越しに付き合う形ではなく、自分ひとりで暮らす、という意味の引越しのことです)

さて、そこで気になるのが、未成年者でも業者に依頼できるかどうか、ということです。
これについて丁寧にお話していくことにしますね。

基本的な考え方

引越し業者に依頼する場合、基本的にはあなたが未成年者であっても問題はありません。
あなたの名前で、あなたのやり方で、あなたの望む方法で契約することができるでしょう。
もちろん例外はあるかもしれませんが、大手の引越し業者の場合、
このようなスタイルをとっていることがとても多いです。

しかし、少し知識のあるひとの場合ですと、こう考えるはずです。
親の許可や同意書はいるの?」と。

この質問に対する答えですが、原則としてこれも必要ありません。
義務教育中などのように特別な事情があれば、この「原則」も揺らぐかと思いますが、
18歳以上で親の同意を必要とする、と回答した業者は、私が知る限りではありません。
つまり、未成年者でも問題なく契約することができるわけです。

問い合わせたところでは、「支払い能力に問題がなければ、16才以上ならば問題はない」
と答えてきた業者もいました。

そのため、「未成年だから引越し業者に依頼ができない」と考える必要はなさそうです。

引越し業者と不動産契約はイコールではない

しかし、上の話を聞いて、
「それなら未成年者でも、勝手に一人暮らしができるんだ!」と考えるのは早計というものです。
というのも、未成年者が結んだ契約に関しては、債権者が同意していなかった場合、
その契約を打ち消すことができる
、という決まりがあるからからです。
小学生の子供が、
親のクレジットカードでゲームカードを買いそろえたケースなどを想像するとわかりやすいです。
このようなケースの場合、債権者(=親)の同意を得ていないとして、返金を求めることができます。
(民法5条2項によって定められています)

もちろん、不動産業者や大家の一存で、賃貸を結べるケースもないわけではありません。
ここに関してはケースバイケースではありますが、引越し業者の場合とは事情が違ってくる、
と考えるべきでしょう。
ほとんどのケースでは、債権者が保証人になるか、もしくは債権者の同意書が必要か、
もしくは債権者が契約自体を締結するかの方法がとられます。

例外とまとめ

ただ、例外もあります。
あなたが若くして結婚した場合、「大人」として扱われることになるため、
契約などもスムーズに行うことができます。

たとえあなたが現在離婚し、独り身であったとしても、これは適用されます。
しかしこれはあくまでイレギュラーなケースでしょう。

このように、「未成年と業者の契約」ということを考えていくと、
「未成年者であっても、引越し業者との契約は原則可能」
「不動産契約に関しては、OKなケースもあるが基本的には難しい」
と言うことができるでしょう。

尚、未成年者に求められる「年収」ですが、これは「○円以上」と定められているわけではありません。

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