家を建てるにせよ引越しをするにせよ、大切になってくるのが「見積もり書」です。
でもこの見積もり書、どうやって見ればいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは引越し料金の内訳について考えていくことにしましょう。
基本はこの3つで構成される
基本的には、
●人件費
●運賃
●サービス料
この3つで見積書は完成しています。
「人件費」と一口で言っていますが、ここは「引越しをどれくらいの規模で行うか」によって大きく変わります。
また、ここに「梱包するときに使う資材の料金」などを含めて、「実費」とするところもあります。
「運賃」に関しては簡単ですね。
そのときに使う燃費の量などを指します。
当然距離が長ければ高いです。
時間もかかりますから、それで分類することもあります。
「サービス料」というのは、ある意味一番上下しやすい部分です。
というのも、エアコンの取り外しや家の清掃、ゴミの処分などもここに含まれるからです。
そのため「それらのことはすべて自分たちで行う」、あるいは「それ専用の業者に依頼している」ということであればこれらの費用は大幅に削られることになります。
一つ一つの項目にかかる値段が、1万円~5万円程度とかなり高額ですし、引越し業者ごとにできるサービスと取扱いのないサービスがあるため、変動が大きいです。
不明瞭な点を洗い出すために
ただ、このように、だいたいの内訳があるよ、と言われても、それが適正価格かどうか、そしてそれに含まれているものは何なのか、というのをきちんと把握するのは、少し難しいかもしれません。
特に引越し初心者さんならそうですよね。
そこでオススメなのが、いくつかの会社に同時に見積もりを出してもらう方法です。
可能なら一度家に来てもらい、一斉に見積もりを出してもらいましょう。
こうすることで、金額も安く抑えることができます。
その場で「競争」が起こるわけですからね。
この方法をとれば、
「あれ、A社はここの部分が高いけど、B社は逆にここの部分が高いな」などのように、それぞれの会社の見積もりの違いに気づけるはずです。
その時に、「A社さんの実費とB社さんの実費はかなり金額が違いますが、A社さんの実費には、どんなものが含まれていますか?」などのように聞きましょう。
そうすると、それぞれの「実費」に含まれている内容や、価格設定がちゃんとわかるはずです。
内訳を知ることによるメリット
内訳の中でもっとも大きな割合を占めるのは、基本的には「人件費」です。
そのため、どうしても予算範囲内に収まらないのであれば、自分たちで運べるものはないか、などを考えることができます。
また、サービスをもっと安い業者に依頼できないか?と考えることもできるでしょう。
内訳を知るということは、「よりよく、そしてより安い引越し」をする上で欠かすことができないのです。
これは見積もりを取ることの大切さを説いた記事でもお話しましたが、よい引越しをするためには、自分の勉強も必要不可欠なのですね。
尚、当然ながら価格設定を決めるのは引越し業者自身です。
そのため、同じようなサービス内容であっても、金額に差がでることもあります。
それを見極めたい上で、賢い選択をしたいものですよね。
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