結婚を機に同居に踏み切る、という人は多いかと思います。
しかし同居というのは悲しいことにトラブルの温床でもあります。
どのようにしたら、このようなトラブルを解消できるのでしょうか?
引越し時に起こりがちな問題点の解消方法も探ります。
引越し準備はなぜ荒れる?
引越し準備というのは、喧嘩のもとにもなってしまいます。
これはなぜなのでしょうか。
第一に、引越し準備というのはとても大変なものです。
体力を使いお金を使い、時間を使います。
人間、余裕がなくなれば気持ちがささくれ立っていくのも道理です。
このため、普段なら気にしないようなことであっても、ちょっとしたことが癇に障るようになってしまうのです。
また、もう一つは引越し自体に対するストレスです。
私は人生で18回も引越しをしましたが、
それでもやっぱり引越しをするときというのは強いストレスを感じます。
初めての引越し、特に配偶者の家族とのいきなりの同居、ということであれば、
ストレスはもっと大きくなるでしょう。
ストレスは、上であげた「物質的な余裕のなさ」に「心理的な余裕のなさ」を付け加えるものです。
この結果として、引越し準備は喧嘩のタネになってしまうことがよくあるのです。
外注をお願いする、ということ
引越しに限ったことではありませんが、何か問題が起きたとき、
その問題を「切り分けて」対処していくことは、非常に重要です。
「何が原因で苛立っているか」というのを、一度ゆっくりと考えてみましょう。
体力がない、ということが一番の原因であるのならば、
親や兄弟、友人に引越しの手伝いをしてもらうと良いでしょう。
時間がないことが原因ならば、「荷造りから何から何まですべて当方で行います」
というプランを打ち出している引越し業者を頼むのがいいですね。
お金がない、ということが苛立ちの原因であれば、
家具などを中古品でそろえるなどの対応策が可能です。
「同居」がストレスになるのであれば~私の周りのエピソード
このような物質的な余裕のなさというのは、方法論を変えれば、解消することが比較的容易です。
では、考えた末に、
「そもそも『同居』が大きなストレスだった」という場合はどうすればよいのでしょうか。
もちろん、話し合いで、疑問点や不満点を解消するのが一番有用な手段です。
しかしこれでもどうしても気持ちがすっきりしない、ということであれば、
思い切って「同居」という選択肢自体を見直すのもいいでしょう。
私の友人で、「結婚当初から同居すること」が前提だった夫婦が2組います。
しかし1組は結局土壇場になって、「やっぱり夫婦2人でしばらく生活する」と言って、
2人でアパートを借りました。
もう1組はそのまま同居をしました。
しかしそれから10年後、前者の夫婦は同居に踏み切り、後者の夫婦は大喧嘩の末、別居になりました。
もちろん、これはほんの一例であり、一般化できるものではありません。
しかし、引越し準備期間に、そして引越した後に喧嘩をしないで豊かな夫婦生活を送っていくためには、
「もめる原因は何か」「それを解消するにはどうしたらいいか」を、夫婦2人でしっかり考え、
対策していくことが何よりも重要なのです。