
「今まで住んでいたところを離れて、地方に引越す」
「今までは東京住まいだったけど、今度は別のところに引越す」
「生まれ育った東京を離れて、結婚と同時に地方に行くことになった」
このようなことは、よくありがちなことです。
このときに気を付けるべきことは、いったい何なのでしょう?
「交通の便」の認識が覆る
私は上記で挙げたのと逆パターンで、田舎暮らしから都会暮らしに変わりました。
そのとき、何よりもとまどったのが、「交通の便」です。
都会と田舎では、生活の足がまったく違います。
都会の場合、電車の本数が非常に多いですし、1駅の区間がとても短いです。
そのため、足代わりになるのは、電車でしょう。
1時間に5本も6本も電車がありますし、通勤ラッシュの時間帯などは数分ごとに電車がきます。
このように、「田舎から都会に」引越す場合であるなら、とまどうことは多いものの、
便利な方に進化するため、日常生活には不便を感じません。
逆の場合が問題です。
1本電車を逃せば即遅刻になってしまうこともよくあります。
私が昔住んでいたところでは、1時間に2本しか電車がなく、しかも6:53の次は7:05、
その次が7:50と、1時間ほども待たなければいけないケースが多かったです。
そのため、都会から地方に引越す場合、
「電車に自分の体をあわせる」という認識でいなければなりません。
その上、駅までの距離が非常に遠く、オマケに駅と駅の区間が非常に長いです。
また、バスの到着時間も、その土地その土地によってかなり変わります。
私が住んでいたところなどは、バスは平気で10分以上遅れていました。
このような事態を避けるために、場合によっては車の購入も考えなければなりません。
「物価が安い」は本当か
地方は物価が安い、という幻想を持っているひともいるかと思います。
しかしこれは大きな間違いです。
実は私は、山手線沿いに住んでおり、東京タワーまで歩いて行けるところにも住んでいました。
確か13回目くらいの住居がここでした。
このときも、近所のスーパーの物価の高さにびっくりしたものです。
ただそこで売られている商品というのは、すべて品質がよく、素材などにもこだわりが見られました。
しかし地方の場合、「東京などではもっと安く手に入る、
ごく一般的な食材がとても高い」というケースがあります。
店が少なく、競争が起こらないので、価格設定が高くても「売れてしまう」のです。
そのため、「田舎だから物価が安いだろう」と考えるのは危険です。
ただし、家賃はとても安いです。
3万円程度で土地付き一戸建てが借りることができてしまうことも!
人間関係は面倒?
あくまで私の主観で申し訳ないのですが、都会のひとが抱く心配事である「人間関係の面倒さ」は、
一戸建てに住む、ということでなければほとんど気にしなくてもよいと思います。
私は地方のアパートに4回ほど住みましたが、人間関係でもめたことはありません。
べったりした関係もなければ、特段干渉がひどいということもないので、安心して過ごせます。
賃貸の集合住宅に住むのであれば、それほど気にする必要はないでしょう。
ただ、結婚を機に地方で家を建てて永住をする、ということであれば、
挨拶などはきっちりやっておいた方が無難です。
もっともこれは、地方でも都会でも変わらない常識だと言えます。
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