風水や占いというのは、非常に不思議であいまいなものです。
「そんなものは絶対にない、ただの金儲けの手段だ」
「ないとは思うけど、別に信じる人がいてもおかしくないんじゃないかな」
「気分的なものだと思うし根拠はないけど、『本日の占い』で自分の血液型の判断がよかったらちょっと嬉しい」
「あるような気がするし、影響も受けているけど、行動の指針にするほどじゃない」
「絶対にあるから、すごく気にする」
という風に、人によって「信じ方の度合い」が大きく違ってくるのです。
引越しと風水
屋移りは、かねてから風水との兼ね合いが大きいものだ、と考えられてきましたね。
専門家の中には、「五黄殺」の方位に引越すのはよくない、と考える人もいます。
また、自分と相性のよくないところに引越すと、頭痛などを引き起こすことになりかねない、
と指摘する声もあります。
しかし同時に、「風水がどうとか引越す位置や時期がどうとか言っている人もいるけど、
会社からの命令で引越すのに、そんなことを気にすることなんて現実的ではない」という人や、
「何でもない偶然の出来事を、『風水で見てもらわなかったからだ』と言っているにすぎない」という人もいます。
これらの意見のどちらが正しいか、というのは、私には断言ができません。
というのも、上であげたように、
風水や占いについては個人的な考え方や感じ方の違いが大きいからです。
信じる人にとっては、「何はなくとも伺いを立てなければならない」となりますし、
まったく信じていない人にとっては「時間とお金の無駄」ということになります。
私自身はどうしたか
ここで私自身の考え方や行動をお話しましょう。
結論から言えば、私は過去の18回の引越しにおいては、
ただの一度も風水や占いをしてもらったことはありません。
そして、これからもすることはないでしょう。
私の考え方としては、上であげた3番目の意見に近いです。
取り立てて重要だとは思わないけれど、よい結果がでればうれしい、という程度のものですね。
さて、そんな私ですが、新築の物件を建てる際には地鎮祭を行いました。
「えっ、それって結局風水や占いなんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
ただ、私の場合はどちらかというと、
「(恐らく)もう二度と経験しないことだろうから、一度はやっておきたいな」
という程度のものでした。
このように考える人は、意外と多いのではないでしょうか。
私の実家も同じようにしていましたしね。
結論として言えること
このため、個人的には、「風水や占いで見てもらう必要は、特にないと思われる」ということになります。
しかし、風水で良い結果がでたところを借りれば、
「風水で良い結果がでた場所だから、私にとってきっと心地よく過ごせる場所だ」
という風に、引越しを前向きにとらえられるようになりますよね。
そのような意味では、風水や占いというのも決してマイナスの意味を持つものではありません。
またあなたが、風水や占いを気にして、
「あのとき占ってもらっておけばよかったな」
と考えるタイプであるのなら、事前にぜひ見ておいてもらいましょう。
結局は、個人の考え方の違いによるものだと思います。