同棲はしてみたものの、結局うまくはいかず、同棲解消となってしまった――――
心情的にいろいろと修羅場になることもあるかと思いますが、ここではできるだけ冷静に、
同棲解消時のトラブルにならない退去方法を考えていきたいと思います。
まずは規約を調べる
賃貸契約をかわす時点で、「この人とは将来的に別れることになるだろう」と思う人はいないはずです。
そのため、規約に目を通していたとしても、ほとんど覚えていない、
という人が大半なのではないでしょうか。
同棲を解消し、居を移すということであれば、まずはその契約書を引っ張り出してください。
そこに、「○カ月以上住まなかった場合は、○円の違約金を貰い受ける」という文面はありませんか?
長く一緒に住んでいた、ということであればこのような問題はありませんが、
一緒に暮らし始めて早々に同棲を解消することになったのであれば、
この違約金を払わなければなりません。
家具は原則買ったひとが引き取る
家具は、原則としては買ったひとが引き取ります。
ただし、「実家に戻るので家にはおいておけない」「それほど必要としていない」ということであれば、
必要とする方に譲ってもいいでしょう。
片方の転勤などで同棲を解消することになったけれど、お付き合い自体は続いていく、という場合、
このような会話は非常にスムーズに行えます。
実際、私は半同棲をしており、相手が仕事の都合で引越すときには、電子レンジは私が貰い受け、
乾燥器は彼がひきとる、というような話し合いをしました。
ただ、「そもそも2人の関係がうまくいかなくなったから、同棲も恋人関係も解消する」という場合は、
話し合いはなかなか難しいですよね。
でも、できるだけここはビジネスライクに、
お互いにとってプラスになるように話し合いをしていけたらベストです。
ちなみに私の周りでは、
「もう顔を見るのもイヤになったから、すべてを残して身一つで出てきた」という人と、
「自分が買ったもので相手がほしがるもの、相手が買ったもので私がほしいものは、
当時の購入金額と使った年数によって金額を査定して、差し引き金額をやりとりした」という人の、
2通りに分かれました。
引越しは新しい家を決めてから
「実家に戻る」ということであれば問題はありませんが、
「同棲を解消した後に1人暮らしになる」ということであれば、
引越し先を確保しておくことをオススメします。
そうでなければ、住所不定になりかねません。
けんかした翌日にすぐに同棲解消の話までいった、というケースもありえないわけではありませんが、
おそらくほとんどの人は、同棲解消前に2人の関係が微妙に変化していっていることがわかるでしょう。
同棲の解消というのは、その最後の決断なのです。
そのため、雲行きが怪しくなってきた段階で、
「今後の自分」のために、新しい住居を探しておくことはとても大切です。
同棲解消、トラブルを起こさないための3カ条
同棲を解消するためには、
・契約を確認して、違約金が発生するかしないかを確かめる
・家財道具をどちらが引き取るかを協議する
・同棲を解消する前に、新しい住居を決めておく
ことが必要です。