20回に届こうかとするほどの引越し回数を誇る著者ですが、決して順風満帆に引越しができてきたわけではありません。
引越し回数が多いということは、失敗回数も多いということです。
私の失敗談をお話しますので、他山の石としてあなたの引越しを成功させるのにお役立てください。
女性は要注意!結婚にまつわる引越しの難点
女性の場合、結婚と同時に引越しをする、というケースが多いと思います。
私も、10回目くらいの引越しがこのタイミングでした。
ですがこのときに気を付けてほしいことがあります。
それは、「住所と名前が両方変わると、非常に手続きが面倒だ」ということです。
私は22歳で結婚しています。
かなり早い結婚ですね。
外で勤めたのは2年ほどでして、そのときに使っていた通帳というのは、
高校時代に私の母が作ってくれたものでした。
当時私はまだまだ世間を知らず、銀行印の存在をほとんど把握していませんでした。
カードがあればお金をおろすことができますし、通帳を持っていれば大丈夫だったわけです。
母が20歳の頃に急死して銀行印がどれだかわからなくなってしまっても、
さしたる不便は感じませんでした。
それが結婚して引越しをし、「もう地方銀行の口座は持っていても使えないから、解約しよう」
となったときに大打撃でした。
まず、私は名前が変わっています。
銀行印もありません。
住所も変わっています。
当然、電話での解約はできないわけです!
しかも、銀行印を変更するには、いろいろな手続きが必要です。
市役所などで書類をそろえなければいけません。
そのときネックになったのが、「住所が違うこと」でした。
登録住所ではない上に県外に引越していたため、何時間もかけて、
いったん生まれ故郷に帰らなければいけなくなってしまったのです。
ついでに言うなら、市役所は土日祝日やすみですから、手続きができるのは平日だけ…。
県外に引越す、しかも名前が変わるひとに
引越しと一口に言っても、嫁ぎ先が前の住所と近ければ、
このような大変さというのは格段に軽減されるはずです。
しかしながら、県外、しかも遠くに引越す場合というのは、こんなリスクがつきまといます。
しかも名前まで変わってしまうので、「本人である」という証明が非常に難しくなるのですね。
このような状況を避けるためには、引越し前に、事前にきちんと手続きをしておくことがとても大切です。
もう使わない地方銀行の口座などは、この機会に解約してしまいましょう。
また、ちょっとオススメなのが、戸籍謄本などの予備をとっておくことです。
手数料はかかりますが、何くれとなく書類の手続きが必要になるタイミングであるため、
予備が手元にあると手続きがスムーズになります。
免許証をお持ちのひとは、早めに書き換えを行ってもらうとモアベターです。
免許証はもっとも有能な身分証明書のうちの一つです。
これを書き換えしておくと、たとえば図書館でカードを作ってもらうときなどを含めて、
あらゆる手続きがスムーズに進みます。
また、転送届をきちんと出しておけば、新しい住所に郵便物が届きます。
これも、場合によっては「そこに住んでいること」の証明になるので、有効に活用できますよ。
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