結婚、妊娠、出産となったときどんな部屋を選ぶのが良いのでしょうか?
もちろん妊娠してから引越してもいいのですがそれは母体に大きなストレスをかけるもの。
「結婚してすぐに子どもを作るつもりだ」というのであれば、はじめから子育てを前提とした部屋を借りたり、家を建てたりする方が良いでしょう。
そこでここでは「子育てに適する家とはどういうものか」ということを考えることにします。
とにかく防音性を保つこと
「子どもにまつわる音」というのは、2つの意味があります。
まずは1つめ、「泣き声」の方からです。
子どもの泣き声というのは、かなり響くものです。
そのため、防音性の高い部屋を借りることが最低条件となります。
子どもの泣き声というのは、大人の注意をひきつけるためにあるため、周囲には心配と緊張をもたらします。
また、成長すれば、子どもの走り回る音が階下に響くことも考えられます。
足音の方はボードなどを使えばある程度は抑えられますが、
壁の薄さというのは防御することが難しいです。
そのため、部屋選びの段階で、防音性の優れた場所を選ぶ必要があります。
もう1つの「音」は、「周囲からもたらされる音」です。
子どもというのは、とにかく敏感なものです。
大人なら気にならない電車の通過音や、周囲の騒音で、眠れなくなったり目を覚ますこともあります。
そのため、静かな環境を選ぶことが大切です。
あなたが住んでいる場所が、土地代が比較的安いところであるか、
もしくはその土地に永住する可能性が高いということであれば、一軒家を選択するのもよいでしょう。
「あなたの子どもが周りに迷惑をかけないこと」と、
「あなたの子どもが周りから迷惑をかけられないこと」、
両方を達成するために、防音性の優れた部屋を選ぶのがとても大切なのです。
部屋の広さに余力をもたせる
子どもというのは成長します。
そのため、小さなころにはちょうどよかった部屋も、成長に従い、手狭になってくることもよくあります。
ある程度余力をもたせた間取りのものを選ぶと良いでしょう。
アパートやマンションなら、最低1部屋は子ども部屋として確保しておきたいものです。
現在は、あえて子ども部屋を作らない、という家庭もあります。
親の立場から考えればこれはある意味「正解」なのですが、
子どもの立場から考えると、これはちょっと微妙ですよね。
あなたは子どもの頃、好きなひとができたとき、そのひとのことを家族の前でゆっくり考えられたでしょうか。
恋人と喧嘩したとき、泣きながら電話しているのを親に見られたいと思いましたか?
友人との他愛ない内緒話を、家のリビングでしたかったでしょうか。
もちろんライフスタイルはひとそれぞれではありますが、成長に従い柔軟に使い方を変えられるように、
ある程度広い部屋を確保しておく必要があります。
プラスアルファ
「これがあればモアベター」というものには、収納スペースと庭が挙げられます。
子どものおもちゃや雛人形などを片付けておけるように、収納スペースが広めの部屋を選ぶと便利です。
また、情操教育の一環として植物を育てる、というのであれば、庭がほしくなりますね。
現在は、専用の庭があるマンションや、収納力に優れたマンションなどがあります。
これらも考慮にいれて部屋を選ぶと、長く住めるでしょう。