
数年前、一戸建てを購入した友人夫婦に久々に会う事になりました。
友人宅にお邪魔し、家を褒めた際、
『固定資産税もかかるし家のローンも毎月大変で、賃貸に住んでいたほうが逆に良かったかも。』
と、嘆いていました。
そこで、質問なのですが、固定資産税ってそんなに高いのですか?
私もいつかマイホームを…と考えていたのですが、友人の話を聞いて気持ちが揺らぎます。
ずっと賃貸に住み続けて何年かおきに引越しを繰り返すのと、
一戸建てを購入するのとではどちらが得なのでしょうか?
あと、どれくらい金額に差がでてきますか?
よろしくお願いいたします。
A 固定資産税の求め方
固定資産税の求め方は、固定資産税評価額(課税標準額)×1.4パーセント という式によって求められます。
ただ、こう聞いて、「そうか、わかった!私の建てたい家はだいたい○円くらいだな!」と、わかる人は多くないと思います。
「そもそも固定資産税評価額とは何か」という疑問が芽生えますよね。
固定資産税評価額というのは、「その土地建物の評価額はいくらくらいなのか」
ということに関係してきます。
これを決める要素は大きく分けて2つです。
・その土地の金額
・築年数
土地が高くて価値の高い場所であれば、当然高くなります。
用例
「なるほど、求め方はわかった。じゃあ、実際にはどれくらいの目安になるのか知りたい」
という人も多いはずです。
そこでここでは、私の家のことをお話しましょう。
私の家は新築で、今年で2年目になります。
大都市と言われる都市から、車で1時間程度の片田舎です。
市街化調整区域にたっており、土地面積は100坪くらいですが、家の建坪は40坪程度です。
細かい数字までは、はっきりと出せないのですが、
今年の固定資産税は9万円程度だったと記憶しています。
もちろんこれはあくまでほんの一例です。
その家が建っている場所がどこか、築年数はどうかなどによって、大きく左右します。
ただ、一つの目安となるのではないでしょうか。
マンションと一戸建て、いったいどっちが得か
「マンションと一戸建て、どっちが得か」というのは永遠の命題です。
絶対に答えの出ない問いだ、と言ってもいいでしょう。
マンションを建てて貸し出している人は、「賃貸で暮らす方がトクだ」と言いますし、
一戸建てを建てている人は「家を持っていた方がトクだ」と言うでしょう。
これはどちらかが間違っているということではなく、ある意味では両方とも正しいのです。
賃貸の場合、上であげた「固定資産税」がかかりません。
また、家の補修費用などが必要なく、責任を負う必要もありません。
加えて一戸建てと違い機能性に優れています。
隣人とのトラブルがあれば引越せばいいし、家主が転勤の多い場合でも家族そろって引越しをすることができます。
反対に、家を建てた場合は「自分のものになる」という点で賃貸よりも優れています。
賃貸はどれだけお金を払い続けても自分の資産にはなりません。
たとえ建物が傷んでも土地の価値はずっと残ります。
定年後、現金収入が少なくなってもローンを払い終わってさえいれば住むところに困る事はありません。
隣人に気を使う必要もないのです。