相手の実家へ引越すときに気を付けたいことは?

結婚を機に同居に踏み切る――――そんな人もいるのではないでしょうか。

2012年のデータによると、現在親世代と同居している夫婦は全体の13パーセントです。
そのうち8パーセントが夫側の、そのうち5パーセントが妻側の両親と同居です。

また、「今は同居していないが、将来的には同居する可能性がある」
と答えたひとは全体の40パーセント程度です。

このようなことを考えていくと、結婚と同居というのは、非常に近しい関係にあるのかもしれません。

同居をする上で大切なことは?

私の周囲で、「同居生活をしている(もしくはしていた)が、うまくいった」という例には、
ある共通点があります。
それが、「良い意味で距離感をとる」ということです。

ある家庭は、夫側の両親を呼び寄せる形で同居を開始しました。
これは妻側の希望だったのですが、同居がうまくいかなくなったときのために、
念のため、2階に小さなキッチンを作れるスペースを確保しておいたということです。

結局のところ、この世帯の同居はとてもうまくいき、
このスペースが台所として活躍することはありませんでした。

しかしこのように、
「もしもうまくいかなくなっても、対処方法がある」という状況を作っておくことは大切です。

「そんなスペースはない!」というひとに

しかし、「すでに出来上がっている家に引越す」という場合、上記で挙げたような対応は難しいでしょう。
そこでオススメなのが、「とりあえずお金をためておく」ということです。

「何かあったら引越せるお金」「すぐに動かせるお金」という「逃げ道」を作っておくことは、
家庭生活を円満に送る上で非常に有効です。

また、家庭内に主婦が2人いるとうまくまわらない、という言葉もあるように、
両親が既に引退しているのであれば、若い世帯は共働きをする、という形をとった方が、
結果的にはもめごとが少なくて済みます。
もちろん、逆でもいいですよ。

荷物はどうする?

ここからは、より具体的に、引越しそのものについて見ていきましょう。

敷地内同居で、一軒家が敷地内に2軒ある、という場合なら、荷物はそのまま持ち込んで大丈夫です。

しかし完全同居の場合、1つの家の中の1室を夫婦2人の部屋として割り当てられることが多いでしょう。
この場合、あまりにも多くの荷物を持ち込むと、部屋が非常に狭くなってしまいます。

そのため、家具は最小限に抑えるべきです。

ただし、家具に対するこだわりや思い入れがあるひとも多いはずです。

そのような場合は、今まで自分たちで使っていたものを、同居先に持ち込み、
それを使うようにするのもよいでしょう。

「気に入って買って、大切に使っていたものだったのに、同居するということで捨てなければいけなかった」という思いは、後々まで引きずり、同居生活そのものに暗い影を落とす可能性さえあります。
これでは、両方にとって不幸なことになってしまいますよね。

同居というのは、365日24時間、血のつながらない相手と暮らすことと一緒です。

お互いに適度な距離感と遠慮を保つことは大切ですが、
譲れない部分、譲りたくない部分をしっかりと主張することもまた、
同居生活を円滑に送る上で欠かせないものです。