未分類 どうする、どこまで?「プライベート用荷物」

  • 更新日:2023.03.31

Q:プライベートな荷物を梱包するように言われたけど、どこまで梱包したら良いの?

今回、家族で引越しする事になり、引越し業者に梱包などを全て任せるプランでお願いしました。

引越し業者からプライベート用の荷物は事前に梱包するようにと箱をもらったのですが、どこまでをプライベートな物として梱包していいか分かりません。

全て任せるプランでも最低限、自分で行った方が良いという事があれば、こちらも教えて頂けると助かります。

A:現金、証券、貴金属は自分で!

プライベート用の荷物というのは、どこからどこまでか?というのは、引越し慣れしていない人がよく迷うところだと思います。

ここで言う「プライベート用の荷物」というのは、大きく分けて2通りあります。

「大半の場合、引越し業者が断るもの」と、
「心理的抵抗感により、プライベート用の荷物として分けられるもの」です。

まずは前者からお話ししましょう。

これの代表的な例としてあげられるのは、「貴重品」です。

現金や証券、通帳にハンコ、それから宝石類といったものですね。
これらは、明確な法律が定められているわけではありませんが、
9割9分以上の確率で、引越し業者は梱包を断るでしょう。

なくしたら大変な問題になってしまうからです。

また逆に、悪質な客の場合、実際には紛失していないにもかかわらず、
「引越し業者がなくした、責任をとれ」と迫ることがあります。
「なくしていないこと」を証明するのは極めて大変です。

このようなトラブルを避けるため、引越し業者は基本的には貴重品には手を触れません。

また、高額なものも同様です。

保険には加入していますが、それにも保証限度額がありますから、
引越し業者は手を付けられないのです。

心理的な抵抗感によるもの

上記であげたような貴重品や高額なものでなければ、
基本的には引越し業者はどんなものでも詰め込んでくれます。

(ちなみに、「荷物」ではありませんが、ペットなどはもちろん運べません。
もしどうしてもペットも運んで欲しいということであれば、専門の業者に頼みます。)

しかしここで問題になるのが、「心理的な抵抗感」でしょう。

引越し業者の多くは、男性です。
女性が引越しする場合などは、たとえ相手がプロであっても、
下着などを詰めてもらうのには抵抗がありますよね。

そのため、これも、意味は違いますが「プライベート用の荷物」に位置づけられるでしょう。
もちろん、本人が「まったく気にしない」ということであれば、この限りではありません。

判断が分かれるもの、扱いが難しいもの

もう1つ、問題になってくるのが「仏壇や神棚」です。

先祖を祀ってある祭事品ということで、業者の中には運搬を断るケースもあります。

これは業者によって大きく違うため、一度問い合わせてみるとよいでしょう。
きちんとした手順を踏もうとすれば、お墓を移すときのように、
宗教者(ご僧侶様など)にお願いする必要があります。

また、位牌などは自分で運んだ方がよいでしょう。

プライベート荷物とは

現金類や高額商品は別ですが、このように考えていくと、プライベート荷物とはどこからどこまでかというのは、その人その人の心理的な面に大きく影響されることがわかります。

実際、下着を詰めてもらうことにも、仏壇を動かすことにも、何も抵抗感がない、という人も多いです。

また、業者によって「運べるもの、運べないもの」が違うので、気になる荷物がありましたら、一度問い合わせておくといいでしょう。

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