PR
※引越し侍を利用しても、クロネコヤマトには申し込みができません
引っ越しには色々なパターンやシチュエーションが考えられますが、「冷蔵庫だけ運んでほしい」とか「洗濯機のみ引っ越したい」ということはできるのでしょうか。
一般的な引っ越しでは、引っ越し業者が冷蔵庫や洗濯機のような大型家電だけではなく、家具や荷物を入れた大量の段ボールを運ぶイメージが浮かびます。
しかし中には自分で運べるような少量の荷物しかなく、冷蔵庫や洗濯機だけどうしようか悩む引っ越しもあるのです。
格安業者を見つけるなら引越し侍
目次
- 冷蔵庫と洗濯機のみの引っ越しは、単身パックや宅配業者を利用すると安い
1-1.冷蔵庫、洗濯機を単身パックで運ぶ料金
1-2.冷蔵庫、洗濯機を宅配業者に依頼する料金
1-3.冷蔵庫、洗濯機を赤帽に依頼する料金
1-4.くらしのマーケットを利用して冷蔵庫、洗濯機を運ぶ料金
1-5.冷蔵庫、洗濯機を自力で運ぶ料金
1-6.通常プランだと冷蔵庫、洗濯機のみの引っ越しは割高になる - 一括見積もりを取ると、もっと安い業者が見つかる!
- 冷蔵庫、洗濯機の引っ越しは、追加料金の有無に注意する
3-1.2階以上に冷蔵庫など搬入が難しいケース
3-2.洗濯機は運ぶのは簡単でも取り外しと取り付けで追加料金がかかる - 冷蔵庫、洗濯機を処分する場合の費用は数千円
<不用品回収業者に依頼する>
<リサイクルショップ(買取り業者)に売却する>
<ネットオークション・フリマに出品する> - 冷蔵庫、洗濯機を運ぶ際は水抜き、霜取りをする
- 冷蔵庫や洗濯機だけの引っ越しは可能でも選択肢によっては割高になります
冷蔵庫と洗濯機のみの引っ越しは、単身パックや宅配業者を利用すると安い
冷蔵庫や洗濯機だけの引っ越しをするときは、引っ越し業者の単身パックや宅配業者を利用すると安く済ませることができます。
このような少量の運搬なのに、普通の引っ越しと同じような依頼するとかなり高上りになるでしょう。
それは冷蔵庫や洗濯機だけだとしても、引っ越し業者はトラックとスタッフを運搬のために押さえなければならないからです。
まずは冷蔵庫や洗濯機を単身パックや宅配業者に依頼したときの料金や、その他の方法について見ていくことにしましょう。
大手引っ越し業者の多くが提供している「単身パック」は、各社専用のカーゴに入るだけの荷物を運んでくれる宅配便のような引っ越しサービスです。
単身パックは、1台のトラックに複数のカーゴを積載して運ぶので、通常の引っ越しプランより安くなります。
単身パックの料金相場を知るため、各業者の料金を比較してみましょう。
【業者別/単身パック料金比較】
業者名 | 単身パックプラン | 同一市町村内 | 東京→大阪 |
日本通運 | 単身パックSサイズ | 19,800円~ | 28,600円~ |
日本通運 | 単身パックLサイズ | 22,000円~ | 34,100円~ |
クロネコヤマト | わたしの引越 | 18,700円~ | 30,800円~ |
サカイ引越センター | 小口便引越プラン | 近距離非対応 | 68,000円~ |
西濃運輸 | カンガルー引越MAX+1 | 41,800円~ | 49,500円~ |
福山通運 | 青春引越便 | 37,400円~ | 47,300円~ |
この料金比較表は、繁忙期ではない時期の平日価格なので、具体的には日取りと距離によって変わってきます。
通常の引っ越しと比べると割安ですが、思ったほど安くないと感じないでしょうか。
参考として日本通運の「単身パックLサイズ」のカーゴに荷物を納めた映像を見てみると、その理由がよく分かると思います。
引用:日本通運公式サイト
この画像では、積載しているのはかなり小型の冷蔵庫ですが、それでも冷蔵庫に対してカーゴが大きいことが分かります。
単身パックは、冷蔵庫や洗濯機だけを運ぶ専用プランではないため、料金がそれほど安く感じない結果となってしまうのです。
もう一点気になるポイントは、カーゴに入らない冷蔵庫や洗濯機があるのかということですが、各社のカーゴサイズを確認してみましょう。
【業者別/カーゴサイズ】
業者名 | 単身パックプラン | サイズ(横幅・奥行・高さ) |
日本通運 | 単身パックSサイズ | 108×74×155cm |
日本通運 | 単身パックLサイズ | 108×104×175cm |
クロネコヤマト | わたしの引越 | 104×104×170cm |
サカイ引越センター | 小口便引越プラン | 105×75×144cm |
西濃運輸 | カンガルー引越MAX+1 | 115×128×170cm |
福山通運 | 青春引越便 | 110×110×190cm |
冷蔵庫や洗濯機をカーゴに積むときに、横幅と奥行きについては問題ないようですが、冷蔵庫の高さが心配になります。
単身パックで比較的手ごろな費用で済み、なおかつカーゴの高さに余裕があるのは「日本通運」の単身パックLです。
そのプランでは175cmまで入るので、一般的な冷蔵庫と比較してみます。
商品名 | 容量 | 高さ | 備考 |
三菱6ドア冷蔵庫 MR-WX47H | 470L | 1,821mm | 3~4人家族向き |
パナソニック3ドア冷蔵庫 NR-C373C | 365L | 1,807mm | 新婚・2人暮らし |
三菱3ドア冷蔵庫 MR-C33H | 330L | 1,698mm | 新婚・2人暮らし |
パナソニック2ドア冷蔵庫 NR-B251T-SS | 248L | 1,636mm | 単身自炊派 |
やはり高さがカーゴに収まらない可能性がありますが、冷蔵庫だけを運んでもらいたいような単身者の引っ越しでは心配いりません。
ただ自炊が大好きな人や近い将来結婚や同性の予定があるなど、大きめの冷蔵庫を持っている場合は気を付ける必要があります。
ドラム式洗濯機の場合は、家庭用製品の最大容量が12kgで、大きさも幅が60cm程度で奥行きは73cmほどとなります。
カーゴには収まるので、むしろ搬入先の防水パンのサイズを心配したほうがよいでしょう。
冷蔵庫や洗濯機を運ぶための方法として宅配業者に依頼することも可能ですが、いくつかの注意点があります。
一般的な宅配サービスは小口荷物の扱いが前提でサイズ制限があるため、利用するのは現実的ではありません。
しかし大型の冷蔵庫や洗濯機を運ぶ宅配サービスはあり、ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」と西濃運輸の「カンガルー特急便」の二つです。
結論からいうと、宅配業者へ冷蔵庫や洗濯機だけを運ぶのであればヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」一択といえます。
なぜなら大型の冷蔵庫や洗濯機を運べる宅配サービスのうち、「カンガルー特急便」は、冷蔵庫や洗濯機の梱包や設置は自分で行う必要があるからです。
ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」であれば、大きめの冷蔵庫や洗濯機の移動全てを任せることができます。
「らくらく家財宅急便」の料金は、3辺の長さの合計と配送エリアによって決められていて、料金目安は次のとおりです。
【らくらく家財宅急便/料金目安】
3辺の長さの合計 | 東京都内 | 東京→名古屋 | 東京→大阪 |
161~200cm | 4,400円 | 4,620円 | 5,390円 |
201~250cm | 7,535円 | 8,085円 | 8,855円 |
251~300cm | 10,945円 | 11,275円 | 12,375円 |
301~350cm | 16,555円 | 17,105円 | 19,525円 |
351~400cm | 23,375円 | 24,035円 | 26,345円 |
401~450cm | 30,195円 | 31,845円 | 34,265円 |
搬送物が100kgを超える場合は、上記表の配送量に別途作業料が必要になり、金額は次のとおりです。
重量物作業 | 101kg~120kg | 121kg~140kg | 141kg~150kg |
搬出時 | 11,000円 | 16,500円 | 22,000円 |
搬入時 | 11,000円 | 16,500円 | 22,000円 |
搬出・搬入の両方 | 22,000円 | 33,000円 | 44,000円 |
洗濯機は、大型のドラムタイプでも重量が85kgほどなので問題はありませんが、大型の冷蔵庫の場合は重量物作業料がかかるかもしれません。
重量が100kgになる目安は、冷蔵庫の容量450Lが境目となるので、それ以上の冷蔵庫の場合は追加料金も考慮しましょう。
ヤマトの詳しい料金はこちら↓
赤帽は正式には「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」という名前で、軽トラックで運送業を営む個人事業主の団体です。
主に近距離の配送がメインで、冷蔵庫や洗濯機だけの運搬を依頼することができます。
赤帽はあくまで個人事業主なので、依頼先によって対応できないこともありますが、逆に融通が利きやすいことはメリットです。
冷蔵庫や洗濯機の搬送は、引っ越し業務と同等の作業を要する配送に該当し、料金の目安は次のとおりとなります。
【赤帽/料金目安】
冷蔵庫のタイプ | 容量に目安 | 料金目安 |
小型冷蔵庫(1ドア) | 50~100L | 4,950円~ |
小型冷蔵庫(2ドア) | 150L前後 | 7,700円~ |
中型冷蔵庫 | 250L前後 | 9,900円~ |
大型冷蔵庫 | 300~400L | 12,100円~ |
大型冷蔵庫 | 401L~ | 13,200円~ |
安いのはメリットですが、赤帽は基本的にドライバー1人で作業するので、ある程度以上の冷蔵庫や洗濯機の移動作業は手伝う必要があります。
赤帽業者によっては、6,000円~8,000円の料金で助手を付けることも可能ですが、念のため見積もり時に確認してみましょう。
また基本料金は移動距離20km以内の金額のため、それを超える配送になると距離に応じた追加料金が発生します。
「くらしのマーケット」は、家事代行や不用品回収、引っ越し、リフォームなど暮らしに関する様々なサービス業者を見つけることができるサイトです。
冷蔵庫や洗濯機の運搬は、「くらしのマーケット」に登録している引っ越し業者に依頼することになります。
業者によって料金が違うことは当然なのですが、対応の良し悪しなどかなり差があるようなので、サイトの評判は必ず確認しましょう。
「くらしのマーケット」に登録している業者に、冷蔵庫や洗濯機の運送を依頼した時の相場は次のとおりです。
【くらしのマーケット/料金相場】
距離 | 料金相場 |
10km | 8,200円~20,000円 |
20km | 10,200円~23,000円 |
30km | 12,200円~24,500円 |
40km | 14,200円~27,000円 |
移動距離やエレベーターの有無などによって料金も変わってくるので、見積もりの時には必ず確認しましょう。
冷蔵庫や洗濯機だけを運ぶ場合、レンタカーを借りて自力で運ぶのも一つの方法です。
メリットは安上がりで済むことですが、運ぶ冷蔵庫や洗濯機の大きさと重さによっては、友人など手伝ってくれる助っ人が必要になります。
基本的に必要な費用は、「レンタカーを借りる料金」と、誰かに手伝ってもらう場合はそのお礼くらいでしょう。
冷蔵庫や洗濯機を運ぶのには、軽トラックで十分なので、レンタル料をニッポンレンタカーの料金表で確認します。
【ニッポンレンタカー/レンタル料金】
3時間まで | 6時間まで | 12時間まで | 24時間まで | 以後1日ごと |
5,060円 | 6,270円 | 7,590円 | 8,800円 | 6,270円 |
表面上の金額は安く済むのですが、素人作業になるので建物の破損やケガなどのリスクは考えねばなりません。
自力で冷蔵庫や洗濯機を運ぶ場合には、トラブルを回避するためにしっかりとした手順を踏んだ作業をしましょう。
冷蔵庫や洗濯機は大きく重いため、壁や家具にぶつけてしまうとキズを付けてしまうことになります。
運ぶ時の動線上を養生するのは素人には難しいので、冷蔵庫や洗濯機を運ぶ際は必ず毛布などの緩衝材で包むようにしましょう。
軽トラックには縦にして積み込み、運送中に倒れたりしないようしっかり固定しなければなりません。
移動中に誤って冷蔵庫や洗濯機を道路上に落としてしまったら、重大な事故の原因となってしまうのです。
自力で運ぶということは、全てのリスクを自分で背負うことを意味するので、安易に考えることはできません。
また階段を使った搬出・搬入は想像以上に難しいので、あまり無理をするべきではないでしょう。
冷蔵庫や洗濯機のみの引っ越しで、引っ越し業者の通常プランで依頼すると一番楽はできる反面かなり割高です。
先ほど単身パックの紹介で「単身パックは、1台のトラックに複数のカーゴを積載して運ぶ」と言いましたが、通常プランは1台のトラックを貸切ることになります。
重い冷蔵庫や洗濯機になるとスタッフも2名必要になり、かなり贅沢な引っ越し作業になることが分かるでしょう。
最安値で運ぶという趣旨で考えるとその正反対の方法ですが、冷蔵庫や洗濯機の破損や建物へのキズを付けるなどの心配は必要ありません。
一括見積もりを取ると、もっと安い業者が見つかる!
冷蔵庫や洗濯機のみの引っ越しをするとき大手業者だけ見るのではなく、一括見積もりを取ることによって、もっと安い業者が見つかる可能性があります。
個別に引っ越し業者探しをしていると表面上の情報だけで判断してしまいますが、一括見積もりを利用すると、サイトなどに謳っていない対応を取ってくれる業者が見つかります。
一括見積もりサイトを使うことによって、同一条件の作業に対する複数の見積もりを一度に取れ、比較をすることで格安業者が見つかる可能性が高まります。
そこでおすすめの一括見積もりサイトは、東証プライムに上場している株式会社エイチームの子会社が運営している「引越し侍」です。
画像引用:引越し侍
「引越し侍」は、全国区の大手業者はもちろん地場系の隠れた優良引っ越し業者も紹介してくれるので、希望の条件と合致した業者を見つけやすいですよ!
冷蔵庫、洗濯機の引っ越しは、追加料金の有無に注意する
冷蔵庫や洗濯機だけの引っ越しは、搬出元や搬入先の状況や作業内容によって追加料金がかかる場合があるので注意しましょう。
主に考えられるのは、搬入・搬出に関わることと、取り外し・設置に関するものです。
まず考えられるのが、冷蔵庫や洗濯機の搬入先が2階以上の場所で、玄関か設置場所まで通ることができないケースです。
これは冷蔵庫などに限ったことではないのですが、一軒家の2階やエレベーターのない集合住宅の2階より上階への搬入ではあり得ます。
このような場合の搬入では以下のような対応が取られ、追加料金が発生するでしょう。
- クレーンで吊り上げる方法
- 人力で吊り上げる方法
- 電動リフト・荷揚げ機で上げる方法
- 昇降機(スカイポーター)で上げる方法
もしこのような対応を取らなければ搬入できない引っ越しであれば、先ほど紹介した「赤帽へ依頼する」「自力で運ぶ」は不可能です。
冷蔵庫や洗濯機の吊り上げ等による搬入は、引っ越し業者であっても対応していない業者もあるので、事前確認が必要になります。
吊り上げ作業による追加料金の目安は、次のとおりとなっています。
【吊り上げ作業別/追加料金目安】
サカイ引越センター | アート引越センター | クロネコヤマト | |
人力による 吊り上げ |
12,000円~ 60,000円 |
12,000円~ 60,000円 |
11,000円 ※2階まで |
2tユニックによる 吊り上げ |
15,000円~ 30,000円 |
15,000円~ 30,000円 |
別途見積り |
電動リフトで 搬入 |
25,000円~ 35,000円 |
(非対応) | (非対応) |
昇降機で搬入 | 40,000円~60,000円 | (非対応) | (非対応) |
大型クレーンで 吊り上げ |
(非対応) | 60,000円~ 100,000円 |
(非対応) |
冷蔵庫や洗濯機の吊り上げによる追加料金は、金額が定額になっておらず繁忙期や閑散期など時期によっても変わるので見積りで確認しましょう。
またクロネコヤマトの「らくらく家財宅急便」では、クレーンによる吊り上げが提携業者への依頼となるので、別途見積りを取る必要があります。
2tユニックを使ったクレーンによる吊り上げは、引っ越し業者だけでなく家電量販店の商品搬入でも使われるメジャーな方法です。
しかしクレーンによる搬入をするためには、以下のような条件が揃っている必要があります。
- 搬入するベランダや窓の側にクレーン車を駐車するスペースがある
- 搬入するベランダや窓のサイズに余裕がある
- 冷蔵庫をクレーンで吊り上げる際に電線などの障害物がない
吊り上げによる作業が必要になるのは、大型の冷蔵庫が多いのですが、目安としては容量500L以上の冷蔵庫には注意が必要です。
家電製品でも大型になる冷蔵庫が搬出や搬入で苦労するのは分かりますが、大きさや重さが冷蔵庫ほどもない洗濯機に追加料金はかかるのでしょうか。
運搬自体は難しくない洗濯機は、取り外しや取り付け追加料金がかかってきます。
洗濯機は水を使う家電製品で、取り外し時の水抜き作業が不十分だと輸送中に水漏れを起こす可能性があり注意が必要です。
また設置・取り付けを雑にしてしまうと、その後の漏水事故などの原因となり、酷い場合には多額の損害賠償を請求されるので、より慎重な作業となります。
特に洗濯機の取り付けに関しては、大手の引っ越し業者でもほとんどがオプション扱いとなっていて、多くの場合専門の業者が対応します。
洗濯機の取り外しと取り付けの料金ですが、相場は以下のとおりです。
【洗濯機取り外し・取り付け/料金比較】
サカイ引越センター | アート引越センター | クロネコヤマト | |
洗濯機の取り外し (全自動洗濯機) |
基本作業に含む | 基本作業に含む | 1,650円 |
洗濯機の取り外し (ドラム式洗濯機) |
基本作業に含む | 基本作業に含む | 3,300円 |
洗濯機の取り付け (全自動洗濯機) |
3,300円 | 6,600円 | 3,300円 |
洗濯機の取り付け (ドラム式洗濯機) |
6,600円 | 8,800円 | 8,250円 |
取り外し作業自体は難しい作業ではないのですが、ドラム式洗濯機は一人用の製品でも70kg前後の重量があるので、無理しないほうがよいでしょう。
問題は取り付け作業なのですが、先ほども触れたとおり水漏れなど起こすと重大事態になりやすいので大手引っ越し業者も専門業者へ依頼しています。
ここで注意しなければならないのは、一部に「洗濯機の取り付け作業をサービスします」という引っ越し業者がいることです。
それだけを聞くと親切な引っ越し業者だと思ってしまいますが、うっかり無償サービスで取り付けすると大きなリスクを抱えることになります。
もし後になって水漏れなどのトラブルが発生した場合、無償サービスの取り付けだと責任の所在を明確にすることが難しく、結局は自分で責任を背負うことになるのです。
オプション料金がかかっても引っ越し業者に依頼することで、万が一のトラブルでも損害を補償してもらうことができます。
その安心感を考えれば、洗濯機の取り付け費用もそう高くは感じないはずです。
なおこのオプション料金以外にも、防水パンに洗濯機が収まらない場合のかさ上げや、古くなったホースの交換がありえますが、費用はそれぞれ2,000円~3,000円ほどです。
冷蔵庫、洗濯機を処分する場合の費用は数千円
冷蔵庫や洗濯機は、家電リサイクル法の取り決めによって粗大ごみに出すことは出来ず、数千円のリサイクル料を払って処分することになります。
家電の種類やサイズ、家電メーカーによって金額は決まっており、具体的には以下の金額です(2022年4月1日版リサイクル料金一覧)。
家電の種類 | リサイクル料 |
冷蔵庫(170L以下) | 3,740円~ |
冷蔵庫(171L以上) | 4,730円~ |
洗濯機 | 2,530円~ |
冷蔵庫や洗濯機を処分するのであれば、上記のリサイクル料が必要ですが処分方法によって支払い方法が変わります。
家電リサイクル法による冷蔵庫や洗濯機の正規の処分ルートは、以下の3つになります。
- 家電量販店に引き取ってもらう
- 自分で指定引取場所へ持ち込む
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
家電量販店に引き取ってもらう場合は、リサイクル料金と引き取りにかかる運賃を家電量販店に支払います。
その他の場合には自分でリサイクル券を購入するのですが、この方法は「料金郵便局振込方式」と呼ばれ郵便局で購入手続きをするものです。
注意点としては、郵便局の窓口開設時間でなければリサイクル券を受け取れないことで、忙しい方にとっては少し面倒な作業になるでしょう。
いずれの方法でもリサイクル料金が必要なのは同じですが、家電量販店で新しい冷蔵庫などを買うタイミングであれば引き取り運賃は無料になります。
引っ越し業者に引き取ってもらうのは、引っ越しとタイミングが合わなければ依頼できないので、冷蔵庫や洗濯機だけの引っ越しを考えていた方には無理かもしれません。
ここまでは冷蔵庫や洗濯機を完全に廃棄処分する方法でしたが、それ以外にも処分する方法はいくつかあります。
不用品回収業者は、冷蔵庫や洗濯機に限らず要らなくなった不用品を有料で引き取ってくれる事業者です。設置場所まで引き取りに来てくれる業者がほとんどなので、手軽に処分できますが料金は業者によって様々なので複数の見積もりを比較するとよいでしょう。
不用品回収は許可の必要な事業ですが、中には無許可の悪徳業者もいるので注意が必要です。
不用品回収で冷蔵庫や洗濯機を回収してもらう費用相場は、ともに3,000円前後になっています。
リサイクルショップは、不要になった冷蔵庫や洗濯機をリユースするために買取りをしています。
そのためあまり古い製品だと引き取ってもらえない可能性もあるので、出張見積もりに対応しているリサイクルショップに査定してもらいましょう。
買取り金額は1,000円前後のこともあれば数万円にもなることがありますが、古くない大型冷蔵庫やドラム式洗濯機は高い需要があります。
リサイクルショップの利用は、費用が不要などころか上手くいけば収入になる点が魅力です。
ネットオークションやフリマアプリを利用して個人売買することも、冷蔵庫や洗濯機の処分方法の一つです。
もし不要になった冷蔵庫や洗濯機を置いておける余裕があるならまだしも、引っ越し時の処分であれば現実的とはいえません。
また個人売買が成約した場合、冷蔵庫や洗濯機を発送しなければならず、そのことで悩んでいることを考えるとこの方法はおすすめできません。
冷蔵庫、洗濯機を運ぶ際は水抜き、霜取りをする
冷蔵庫や洗濯機を運ぶ時には、事前準備として水抜きや霜取りをする必要があります。
引っ越しで運ぶ家電製品の中でも、一番事前準備に気を使い計画的に進める必要があるのは冷蔵庫です。
直前まで冷蔵庫を使用し続けていると、最悪運搬を断られる可能性もあるので注意しましょう。
(参考記事:詳しい水抜き・霜取り方法はこちら↓)
引っ越しの現場では、冷蔵庫の霜取りや水抜きをしていないばかりか、中に食品が入ったままのケースも見られると言います。
当然そのままでは運んでもらえないので、慌てて中身を段ボールに詰めるようですが、その食品の運命はご想像のとおりとなります。
もし少量でも冷蔵庫に入れておく食品などがあるなら、事前に引っ越し業者にクーラーボックスの手配をお願いしておくとよいでしょう。
洗濯機の水抜きですが、先ほど触れたようにそれほど難しい作業ではなく、基本作業の中に入っている引っ越し業者も多いので心配はないでしょう。
ただせっかくの機会なので、カビ取りなどしたうえで水抜きしておくと、新居で気持ちの良い生活がスタートできます。
冷蔵庫や洗濯機だけの引っ越しは可能でも選択肢によっては割高になります
引っ越しの中でも冷蔵庫や洗濯機だけを運んでもらいたいというパターンは、引っ越し業者もメイン業務として考えていないというのが現実です。
とはいえ冷蔵庫や洗濯機だけを引っ越しする方法は、解説したとおりいくつかの方法があるので諦める必要はありません。
ただやり方によっては、一般的な引っ越しと比べて非常に割高なものになってしまうので、運ぶ冷蔵庫や洗濯機と距離などをよく考えて選択肢を絞りましょう。
そんなときにも一括見積もりサイト「引越し侍」を利用することで、選択肢の幅を増やすことができるので、積極的な利用をおすすめします。
この記事を参考にして、冷蔵庫や洗濯機だけの引っ越しを満足して終えられることを願っております。
SUUMO引越し見積もり
-
入力1分
入力1分完了
-
料金50%オフ!
最大50%オフ
- 業者との面倒な電話連絡なし。メールでやり取りできる
- リクルートが提供するサービスだから安心
- 大手から中小業者の中から、最適な引越し業者を選べる