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生活に根付いた風習は、時代とともに変化していくもので、最近は「六曜」と聞いてもピンとこない方も多いのではないでしょうか。
ただ六曜という言葉を知らなくても、大安や仏滅なら聞いたことはあると思いますが、近年では意識されることも少なくなりました。
とはいえ一部では、六曜を気にして「仏滅に引っ越しをするのは避けたい」と考える方もいらっしゃるようです。
目次
- 【六曜】大安や仏滅とは、毎日の吉凶を占う考え方
1-1.引っ越しでも大安が好まれる理由は慶事をするのにいい日だから
1-2.仏滅の引っ越しが避けられる理由は最も縁起が悪いと思われているから - 2023年の仏滅の日一覧
- 大安に引っ越しできない時は友引、先勝、先負を選ぶ
3-1.友引の昼以外で引っ越しをする
3-2.先勝の午前中に引っ越しをする
3-3.先負の午後に引っ越しをする - 仏滅は引っ越し料金が安いわけではない
4-1.大安は基本料金が高く、値引き交渉もしづらい
4-2.仏滅は値引き交渉しやすい
4-3.引っ越し料金を安く抑えるなら先負もオススメ
4-4.引越し侍なら引っ越し料金が安い!50%オフも - 【仏滅でもOK】お供え物や近くの神社への参拝で安心
5-1.大安の日に新居にお供え物を供えておく
5-2.大安の日に茶碗や箸、観葉植物を運んでおく
5-3.新居の近くの神社へお参りに行く
5-4.仏滅に引っ越しするなら午後 - 仏滅は対策を講じることでお得に引っ越しできる日になります
【六曜】大安や仏滅とは、毎日の吉凶を占う考え方
大安や仏滅がよく知られている六曜とは、毎日の吉凶や運勢を占いというもので、歴注のなかではメジャーな存在です。
しかし近年では、六曜が記載されていないカレンダーが増えたり、そもそもスマホなどでスケジュールを管理したり、六曜に接する機会も減っています。
六曜が誕生したのは中国とされていますが、その成立はどの時代なのか正確には分かっていません。
日本に伝来したのは、14世紀の鎌倉時代といわれており、江戸時代後期に現在の六曜が定着しています。
六曜は、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順で繰り返しますが、それぞれの意味を説明します。
先勝(せんしょう・せんかち)は、早くことを済ませてしまうことが良いとされる日で、午前中は吉とされるが午後(2時~6時)は凶といわれています。
基本的に先勝は勝負事に関わることで意識すると良い日とされ、急用の処理や訴訟には吉日です。
六曜では午前の引っ越しに向いている日といえるでしょう。
友引(ともびき)は、いかなる勝負も決着がつかない日とされていて「共引き」が由来といわれています。
しかし今では、「葬儀を行うと友が冥土に引き寄せられる」という意味合いになってしまい、葬儀や火葬を避けることが多い日です。
一日のなかでは昼が凶で午後が大吉といわれるので、午後に引っ越しをするのにいい日といえます。
先負(せんぷ・せんまけ)は、急用は避けるべきとされる日で「先勝」と対をなしているものです。
午前中の運勢は凶、午後の運勢は吉と言われており、争い事や公事も良くないとされているので、静かに過ごすべき日だといえるでしょう。
引っ越しであればゆっくりした行動を心がけ、午後にしてもいい日といえます。
仏滅(ぶつめつ)は、六曜のなかで最も凶の日とされ、婚礼などの祝儀を忌む習慣があることはご存知でしょう。
字を見ると仏教と関係がありそうですが、実は六曜は仏教とは全く繋がりはなく、「仏すら滅するような最悪の日」というのは後付けの意味です。
六曜のなかの意味合いでは、引っ越しには良くない日といえます。
大安(たいあん)は、六曜のなかで最も吉の日とされ、何事においても成功しないことはない日といわれています。
そのため大安に慶事や上棟式、引っ越しなどを行う方が非常に多く、そのような予約が取りにくいという傾向がある日です。
もちろん大安に引っ越しを躊躇う理由などないでしょう。
赤口(しゃっこう・しゃっく)は、午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみ吉で、それ以外は凶とされる日です。
陰陽道で不吉とされる「赤舌日」などが転じた言葉といわれ、赤という字から連想される火や刃物に気を付けるべき日ともいわれています。
人によっては、仏滅以上に引っ越しを躊躇われる日が赤口です。
数日ごとに巡ってくる六曜を気にしていたら生活に支障が出ますが、上の世代になるほど信じられているので無視できないこともあるでしょう。
引っ越しの日取りのなかで大安が好まれるのは、慶事(おめでたいこと)をするのにいい日とされているからです。
そのため引っ越しのなかでも、就職や進学に伴う引越しや、新居購入による引っ越しなど、おめでたいことに関係するケースでは人気があります。
それほど六曜を気にしていない方でも、「できれば大安に引っ越しをしたい」と考える方もいるので、予約が埋まりやすい日といえます。
仏滅は六曜においては「一日をとおして凶」とされており、縁起が悪いと考えられているため引っ越しも避けられる傾向があります。
仏滅を気にしだすと何もできないことになるのですが、特に慶事は仏滅を避けることが多いのが現実です。
結婚、出産、合格などのお祝い品を贈る場合は、縁起の良い日を選ぶべきなので、礼儀として仏滅は避けるべきでしょう。
しかしそれ以外のシチュエーションでは、過度に仏滅を気にすることは一般的ではなくなっているようです。
実際に日本通運が行った「引越しみんなアンケート」では、引っ越しで六曜を気にする人の割合は全体の2割程度でした。
また別の解釈によれば、仏滅の引越しは「一度最悪となった日から復活する、新しいことを始めるのに適した日」という見方もできます。
2023年の仏滅の日一覧
仏滅は、必ずしも引っ越しするのがダメというわけではないのですが、気になる方にとっては決して無視はできないでしょう。
そのような方のために2023年の仏滅の日を一覧にしていますが、仏滅の翌日は大安なので併せてご確認ください。
【2024年の仏滅の日一覧】
1月 | 2日(火)、8日(日)、14日(土)、20日(金)、25日(水)、31日(火) |
2月 | 6日(月)、12日(日)、18日(土)、22日(水)、28日(火) |
3月 | 6日(月)、12日(日)、18日(土)、24日(金)、30日(木) |
4月 | 5日(水)、11日(火)、17日(月)、21日(金)、27日(木) |
5月 | 3日(水)、9日(火)、15日(月)、20日(土)、26日(金) |
6月 | 1日(木)、7日(水)、13日(火)、23日(金)、29日(木) |
7月 | 5日(水)、11日(火)、17日(月)、22日(土)、28日(金) |
8月 | 3日(木)、9日(水)、15日(火)、19日(土)、25日(金)、31日(木) |
9月 | 6日(水)、12日(火)、17日(日)、23日(土)、29日(金) |
10月 | 5日(木)、11日(水)、16日(月)、22日(日)、28日(土) |
11月 | 3日(金)、9日(木)、13日(月)、19日(日)、25日(土) |
12月 | 1日(金)、7日(木)、18日(月)、24日(日)、30日(土) |
仏滅は、ほぼ6日に1日巡ってくるので避けながら日程を組むのは大変ですが、仏滅が気になるのなら工夫が必要です。
大安に引っ越しできない時は友引、先勝、先負を選ぶ
引っ越しの日程でも人気がある大安ですが、その日に引っ越しができない時は友引、先勝、先負を選ぶのがオススメです。
六曜などを気にする方でこれらの日に引っ越しするには、多少の工夫が必要となります。
ここでは友引、先勝、先負に縁起を気にしながら、気持ちよく引っ越しする工夫について説明します。
友引で引っ越しをするのなら、昼前後の時間を避けることが縁起を考えるとオススメです。
六曜ではいかなる勝負も決着がつかない日とされている友引ですが、凶とされるのは午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)とされています。
つまりお昼前後の時間以外で引っ越しをすれば、凶を逃れることができるのです。
ただ引っ越しを短時間で終わらせるのは難しいことなので、午前中に引っ越しを初めて凶といわれるお昼前後に休憩時間を入れるとよいでしょう。
「行いを急ぐと勝つ」「急ぐことが吉」といわれる先勝ちの引っ越しは、とにかく午前中に終わらせることがゲン担ぎの鍵となります。
時間的な制約がきついことから先勝の引っ越しは、とにかく事前の段取りが重要です。
ただ引っ越しのすべてを午前中に済ませるのは大変なことですが、午後にずれ込んだとしてもポジティブ思考で乗り切りましょう。
つまり「先勝の吉の時間帯に行動を開始していれば問題ない」と割り切ることで、余計な心配をせずに済みます。
午前中の運気は最悪ながら午後に吉となる先負の引っ越しは、ゲン担ぎをするなら午後に開始するとよいでしょう。
実は六曜とは関係なく、引っ越し予約は午前中の開始が先に埋まりやすく、午後は料金が安い傾向があるというメリットもあります。
午後に引っ越しをすることは、時間の有効活用という点ではマイナスですが、休日の前日であればそれを打ち消すことができるでしょう。
「静かに過ごすべき日」の先負ですが、引っ越しが終わったら新居で静かに荷ほどきをいていれば問題はありません。
仏滅は引っ越し料金が安いわけではない
縁起などを気にしない方であれば「仏滅は引っ越し料金が安いのでは」と考えるかもしれませんが、仏滅であっても料金が安いわけではありません。
引っ越し料金は、予約が取りにくい日ほど高くなる傾向があるので、予約が埋まりやすい大安は引っ越し料金が高いことがあります。
しかし予約状況を左右するのは、六曜より曜日や時間帯による影響が大きいため、むしろそちらの方を気にした方がよいでしょう。
近年は大安や仏滅などを気にする方も減ったのですが、それでも大安は基本料金が高めに設定している業者が多く値引き交渉もしづらくなります。
これは大安の方が早く予約が埋まりやすいためで、土日が重なるとさらに引っ越し料金が高いでしょう。
引っ越し業者としても予約が埋まりやすい日取りのため、値引きをしてまで引っ越しを引き受けようとは思わないのです。
仏滅だからといって引っ越しの基本料金が安くるわけではありませんが、稼働率は他の日より下がるので値引き交渉はしやすくなります。
あくまで比較の問題なので、仏滅であっても土日などになると思ったような値引きにはならないでしょう。
そのため値引きを期待して仏滅に引っ越しをするなら、「仏滅で平日」というように条件を加えることをオススメします。
引っ越し料金を安く抑えることを優先するなら、午後が吉といわれる先負の午後の引っ越しがオススメです。
引っ越し料金は、午後の料金が安くなる傾向があり、特に夕方以降はそれが顕著にみられます。
単身引っ越しは、時間指定なしが多いため午後であっても料金はそれほど変わりませんが、家族引っ越しでは差が出やすいでしょう。
これは家族引っ越しの場合、引っ越し予約で時間指定ありを選択する人が多いからで、料金相場をみてもそれが分かります。
【時間帯別 家族引っ越しの料金相場】
時間帯 | 引っ越し開始時間 | 料金相場 |
早朝~午前中 | 8時~11時 | 80,766円 |
正午~午後 | 12時~15時 | 74,319円 |
夕方~夜 | 16時~20時 | 47,706円 |
家族引っ越しの場合、所要時間が長くなるので午前中の予約が多くなり、結果としてこのような違いがでます。
このことからゲン担ぎをしながら、なおかつ引っ越し料金を抑えるなら、先負の午後遅い時間がオススメといえるのです。
大安や仏滅を意識した場合でも、引っ越し料金を安く抑えるなら「引越し侍」を利用し、最大50%オフで引っ越し予約をすることができます。
引っ越しの一括見積もりサイトは複数ありますが、提携業者の多さと、そのなかから業者の絞り込みが簡単にできるところがポイントです。
「引越し侍」は、340社以上の見積もり業者のなかから最大10社まで無料一括見積もりができるので、最適な引っ越し業者が見つかります。
【仏滅でもOK】お供え物や近くの神社への参拝で安心
仕事や休みの都合や、予約状況との兼ね合いで仏滅の引っ越しになったとしても、お供え物や近くの神社に参拝することで安心できます。
仏滅の引っ越しが決まってしまい気に病むくらいなら、ここから説明する方法で縁起を担ぐことができるので試してみるとよいでしょう。
引っ越しが仏滅でも、それより前の大安の日に新居にお供え物を供えておくことで、縁起を担ぐことができます。
このような習わしは多いのですが、具体的には新居の周りに酒をふり、家のなかの四隅に盛り塩をすることで悪い気を祓うことができるのです。
また引っ越し前の大安の日に、家族の誰かが新居で一晩を明かすことで引っ越ししたことにする方法もありますが、現実的には難しいでしょう。
縁起担ぎを気にしだしたらキリがないので、できる範囲ですることをオススメします。
これも引っ越しにまつわる習わしですが、大安の日に茶碗や箸、観葉植物を運んでおくことで運が上がり縁起を担ぐことができるでしょう。
お酒や塩も同じなのですが、茶碗や箸は神様にお供えする時に使うものなので、引越しする前の大安の日に運んでおくと良いとされています。
観葉植物を持ち込むのもよいとされ、とくに「万年青(おもと)」という品種の多年草は、開運のシンボルとされ縁起が良いのでオススメです。
また日常使うものを事前に運んでおくことで、その日を引っ越しの日とすることができます。
引っ越しが済んだら周辺の環境を調べるためにも散策をしてみて、新居の近くの神社にお参りに行くのもよいかもしれません。
自分の住むエリアにある神社、または神道の神様のことを「氏神」といい、その地域に住む人々を守ってくれる存在です。
仏滅に引っ越しをしたことを、自分の名前や住所とともに氏神に報告し、厄除けを祈願することで不安を払しょくできるでしょう。
仏滅に引っ越しをするなら、次の日は大安であることから午後が良いという解釈もあります。
一般的に仏滅はどの時間帯であっても1日中凶とされていますが、仏滅の次の日は大安であることから、大安に近づくにつれて運気が上がっていくという理屈です。
ただ六曜の解釈については、時代とともに変化してきたものなので、「正解」というものが存在していません。
気休めにすぎないのかもしれませんが、仏滅を自分に都合の良い解釈をするのもありでしょう。
仏滅は対策を講じることでお得に引っ越しできる日になります
仏滅に引っ越しというのは、縁起担ぎの対策を上手くすることで、お得に引っ越しができる日へ変えることができます。
近年は仏滅の引っ越しを気にしない方も増えましたが、「仏滅」という字面を見るとあまり気分は良くないのも事実です。
しかし縁起担ぎの対策も多くあるので、むしろ大安より安く引っ越しができる日だと考えた方が、仏滅の引っ越しの真実なのかもしれません。
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