IKEA家具など組み立て家具を使っている皆さん、引越しの際に引越し業者に『IKEAの家具は運べません』なんてお断りされた経験はありませんか?
実は私も引越しの際にIKEAのベッドをお断りされた事があり、お気に入りの家具でしたが泣く泣く手放した経験があります…(;_;)
ステキなデザインが多く安価なIKEAの家具、本当は使いたいのですがまた引越しをすると思うと手が出せなくなっていました。
そんな時にインスタで見つけてしまいました、なんと、IKEA家具の引越しをおまかせできる業者があるのです!
しかも実際にお話しを聞かせていただきましたよ~!!
今回は実際にIKEA家具を組み立てている画像とともに、自分で家具を組み立てる際の注意点やポイントなどプロからのアドバイスもご紹介します。
IKEA家具の解体・組み立て・引越しはカグッコシ!
まずは私が見つけてしまったステキな組み立て家具専門業者カグッコシ!さんについてご紹介します!
今回お話しを聞かせていただいたカグッコシ!さんはIKEA家具の解体・組み立て・引越し専門の業者です。
2017年からスタートした会社ですが、元々あった企業から立ち上げた会社なので、従業員の皆さんがIKEA家具を触ってきた期間は7~8年と大ベテラン。
個人はもちろん企業のまとまった依頼も受注しているので、お店のインテリアをIKEA家具で揃えたいけど組み立てる時間もノウハウもないという場合は、専門業者のカグッコシ!さんに依頼してみましょう。
IKEA家具専門カグッコシ!のおすすめポイント
カグッコシ!さんはIKEA家具を多く手掛けてきた業者で、過去にはIKEAの組み立てサービスを請け負っていた時期もあり、IKEA家具に限っても組み立ての訪問実績は関西のみでなんと3万件超え!という事。
IKEA家具に対する需要が多い事もカグッコシ!を始めるきっかけの一つになったそうです。
便利屋や小さな業者って正直ちょっと心配になりませんか…?
その点、引越し業者も敬遠するIKEA家具の解体・組み立て作業に精通しているカグッコシ!さんのような専門業者なら不安は少ないですよね!
また、引越し業者の作業員ではIKEA家具の解体・組み立て作業を普段行わないため、人数も作業時間もかなり要します。
IKEAの大きな家具を使っている人ってほとんどが2人以上の家族構成だと思いますが、普通に引越しをするだけでも搬出・移動・搬入までの作業で3~4時間はかかりますよ。
IKEA家具がある場合、引越し作業は引越し業者へ依頼、IKEA家具はカグッコシ!さんに依頼するのがオススメ。
カグッコシ!さんでは解体した家具のみ運搬も依頼できるので、大切にしたい家具があるなら多少手間にはなりますが、引越し業者とカグッコシ!さんにお願いしましょう♪
引越し業者がIKEA家具を断る理由
IKEA家具は引越しできないからと、まだまだ使えるIKEA家具を処分する事になったり、ムリに運んでもらって結局壊れて使いものにならなくなったというケースが増えています。
引越し=IKEA家具は絶対にNG!という認識が広まっていますよね。
でも、本当はIKEA家具って組み立ても解体もきちんと行えば、引越しができないという訳ではないのです。
引越し業者はあくまでも荷物を運ぶプロなので、家具の組み立てや解体に関して引越し業者は専門的な知識がある人は少ないと思います。
もしも引越し業者で解体までできたとしても、全く同じ状態に戻す事は難しいため補償もできず、結果的に敬遠されるという事なのです。
もしもIKEA家具がある場合の引越しで、引越し業者からこんなワードを耳にしたら注意です。
『IKEAの家具はありますか?』
『IKEAの家具は運べないです』
『IKEAの家具の解体はできますが、再組み立てはできません』
『IKEAの家具を運ぶ事はできますが、何かあっても補償できません』
実際に上記のようなワードを引越し業者に言われた事がある人もいると思います。
特に、解体は知識がないまま行うと商品が破損してしまう恐れがあり、ネジ穴の破損などにより、自分たちでは再組み立てができないといったトラブルが起こる可能性も。
解体・再組み立てが不要なIKEA家具なら普通の家具同様に運搬してくれる引越し業者もありますが、大抵のIKEA家具は解体・再組み立てが必要になります。
IKEA家具に限った事ではありませんが、家具の組み立てにはある程度時間もかかりますよね。
引越し業者は1日に数件の作業を詰め込んでいるので、その1件だけに時間をかけるなら、他の引越し作業に回った方が効率が良いのです。
また、IKEAの家具の解体などを引越し業者にお願いした際にも追加料金が発生するので見積もりの際にしっかり確認してください!
引越し業者に追加料金を払ったのに家具が壊れたり、補償はできませんと言われたら後悔する事になりますよ。
IKEA家具人気の一品 IKEA PAXワードローブ(洋服ダンス)組み立て編
お待たせしました!実際に作業をしている画像を見ながら、プロの皆さんがどんな風に組み立てを行っていくのか見ていきましょう!
IKEA家具で人気・ニーズともに高いのが、IKEA PAXワードローブという種類の洋服ダンス。
PAXシリーズは豊富なサイズバリエーションがあり、今回組み立てているのはその中でも1番大きな幅100cm×高さ236cmの商品です。
今回の依頼はマンション内でこの大型の洋服ダンス5台の解体・再組み立て・移動まで。
5台とも開き扉というところまでは同じですが、1台1台ハンガーレールの本数や棚板の位置などはバラバラという事です。
かなり大型の家具ですが作業人数は5人で作業時間は9時に始まり16時には終了。
今回の洋服ダンスなら1台あたり作業員2人で解体90分、再組み立て90分程度が目安時間となります。
通常は大型の家具なので床に寝かせた状態で組み立て・解体を行いますが、今回の依頼者さんの家の天井は高さが240cm、この洋服ダンスの高さは…236cm!
ギリギリのサイズのため床に寝かせた状態から家具を組み立てて起こす、また、立てた状態から床に寝かす事ができないので、本体を立てたまま解体・再組み立てを行う特殊な作業となりました。
カグッコシ!ではお客様ご自身での引越しに伴う組み立て家具の作業についてもアドバイスする事でサポートさせていただきますが、今回のような特殊なロケーションの場合はご自身での作業はオススメしません。
具体的に言うとベッドなどはあまり問題ありませんが、洋服ダンスや本棚などで天井と家具自体の隙間がなく、画像のように立った状態で釘を抜く・打つ作業がある場合には破損のリスクが格段に上がります。
ケガなどにも繋がる恐れがありますので、専門業者にご依頼いただきたいと思います。
自力で組み立てができない訳ではありませんが、安全面なども考慮するならお金はかかってもプロにおまかせするのが1番だと思います。
IKEA家具の組み立てに専門的な工具や道具は必要ナシ
引越し業者に解体や組み立てをお断りされるくらいだから、IKEA家具は専門的な工具や道具が必要なのでは?と思うかもしれませんが、自分でも十分揃えられる程度の工具しか使いません。
- 電動ドライバー
- マイナスドライバー
- ハンマー
- 釘抜き(小さなバール)
上記の工具くらいなら、DIYなどをする人なら女性でも持っているものだと思います。
さすがに釘抜きは持っていないという人もいるかもしれませんが、インターネットなどで探せば小さなものだと1,000円前後で購入できますよ。
他にも、大型の家具を組み立てる時は脚立なども必要になると思いますが、ケガには十分気を付けてください。
IKEA家具はネジの種類は多いですが実際に使用する工具の種類は多くないので、自分で組み立てる事はできない訳ではありません。
ただし、自分で組み立てを行うとプロにお願いした時よりも劣化が早まる、解体時に破損に繋がるというリスクもあるので注意が必要です。
IKEA家具を自分で解体するのは危険!?
家具の組み立てには必須アイテムでもある説明書どうされていますか?
私も説明書とかは読まずに捨ててしまうタイプですが、IKEA家具の説明書もないという人が結構多いそうです。
実はIKEA家具は持っている商品がわかれば、説明書がなくてもホームページからダウンロードする事ができます!
ただ、説明書って組み立てについては書いてありますが、解体については書いていないですよね。
だからと言って説明書の手順を逆から行えば解体成功という訳ではないのです…。
組み立てる際は当然説明書通りに行う事でしっかりと組み上がります。
ただし解体に関しては、説明書の組み立て順を逆走する事で解体ができるものもあれば、解体する際はその部分はまだ残しておいた方が良いものもあるので、説明書を見ながらも商品の構造を考えながら作業する必要があります。
解体を慎重に、商品に破損なく行う事ができれば再組み立て時の注意点はネジを強く締め直す事でメンテナンスにもなりますので、1つ1つ締め忘れなく、ネジがしっかりと止まるまで強く締めこんでください。
解体・再組み立てが必要な家具は基本的に大型のものになりますので必ず2名以上で作業を行い、床・壁を傷付けないように敷物などを用意すると良いでしょう。
解体は組み立てよりもリスクが高いという事がわかりますね。
自分でチャレンジするという人は、次回の引越しでは処分するかもしれないという覚悟で解体・再組み立てを行ってください。
IKEA家具の問題点・組み立て失敗の理由は?
IKEA家具ってパーツが多いとか、パーツがバラバラの状態から組み立てなければいけないという以前に、説明書がわかりにくいと私は思います。
思わず『IKEA 説明書 わかならい』で検索しましたが、他にも同じように感じている人は多いですね。
ただ、IKEA家具の説明書がわかりづらいのには理由があり、世界共通のためイラストでの説明となっているとの事。
説明書を見てもわからず、IKEA家具を購入した時は父が近くに住んでいたので、組み立ててもらったのですが今は近くに頼れる人がいないのでIKEA家具は諦めていました。
自分でムリに組み立てようとしていたら何かしら問題は起きると思うし、もちろん補強などはできないので地震などがあった際に不安だなと思いました。
きっと不安を感じるのは組み立てたものが正しく組み立てられたのかがわからないからだと思います。
私と同じような不安を感じる人、長く同じ家具を使いたいという人は専門業者に依頼するのが賢明ですよ♪
⇒カグッコシ!公式Twitterはこちら
⇒カグッコシ!公式Instagramはこちら
監修:柳澤 慶一様
取締役COO、IKEA家具の引越しに困っている人をサポートする専門家
◇長所:人と話すのが好きな事
◇短所:頭を使う事が長続きしない事
◇趣味:ホームセンターの工具コーナー巡り、ラジコン
◇特技:娘のご機嫌取り
◇好きな食べもの:クレープ(カスタード)
コメント:組立家具に対する『使い捨て』『すぐ壊れる』などといったイメージを払拭するため、引越し時のサポートだけではなく、メンテナンスの啓蒙活動など通常使用時のサポートも充実させ、組立家具の普及、普及後のサポートについてカグッコシ!に聞けば大丈夫という信頼を得る事ができるよう、日々の情報提供に力を入れていきたいと思っています。
◇2016年11月、株式会社FAworks設立
(所在地:兵庫県)
◇2017年12月、IKEA家具専門引越しサポート『カグッコシ!』立ち上げ
IKEA家具組立請負で年間8千件以上のお客様宅へ訪問する中で、大型家具購入者より「引越し時はどうしたら良い?」という相談を多数受け、当時よりIKEAでの引越し対応受付はしておらず、各協力会社(当時4社)の対応にまかされていた事から独自でHP立ち上げへ。